EU各国の話題作を集めた映画祭「EUフィルムデーズ2020オンライン」開催決定

映画
2020年05月22日

 オンライン映画祭「EUフィルムデーズ2020オンライン」が、6月12日(金)から青山シアターにて開催決定。EU加盟国より20ヵ国が参加し、日本未公開の7作品含む、過去の「EUフィルムデーズ」で好評だった作品など、全21プログラムを配信する。

「映画で旅するヨーロッパ」をテーマに、日本初公開作品や見逃してしまった近作など、欧州連合(EU)加盟国の映画を一挙に紹介する映画祭「EUフィルムデーズ」。今年は新型コロナウィルスの感染拡大を考慮し開催を中止したが、「EUフィルムデーズ2020オンライン」と題したオンライン映画祭を特別開催することになった。

「ビッレ」(Bille) 監督:イナーラ・コルマネ/2018年

 日本未公開作品には、2018年に本国ラトビア最大の映画祭で最優秀作品賞を受賞し、海外の数々の映画祭で話題となり、ヨーロッパはもちろん南米各国でも上映された「ビッレ」がラインナップ。ソ連占領時代に発禁処分を受け、幾度となくノーベル文学賞候補となった作家ベルシェヴィツァの自伝的小説の映画化で、1930年代のソ連とドイツに翻弄されラトビアで過ごした少女時代を描いた。

 そのほかドイツ作品として、2019年の第91回アカデミー賞ベスト・ドキュメンタリー賞にノミネートされた「父から息子へ〜戦火の国より〜」も上映。こちらの作品はドイツ在住シリア人監督が、アルカイダ組織の一員である父親とその息子たちに密着したものだ。戦争への眼差しとシリアの民主化を求めて奮闘する若者たちに迫った話題作が、本オンライン映画祭に登場する。

「父から息子へ~戦火の国より~」(Of Fathers and Sons) 監督:タラル・デルキ/2017年
©BASISBERLIN

 また、過去の「EUフィルムデーズ」で上映され好評だった「リトル・マン」(チェコ)や「アルデンヌ」(ベルギー)、劇場公開された話題作「パパは奮闘中」(ベルギー)や「バルバラ セーヌの黒いバラ」(フランス)なども上映。

 さらにカンヌ・クラシック2012のクロージングを飾ったハンガリーの「ファイナル・カット」は、無料配信が決定した。男女の恋や別れという普遍的な物語を、有名な映画作品450本から選ばれたカットの絶妙な編集によって語る、映画愛に溢れる作品だ。

 視聴方法や上映作品についての詳細は、公式サイトを参照。

<EUフィルムデーズ2020オンライン 開催概要>
期間:2020年6月12日(金)〜25日(木)
配信元:青山シアター
視聴料金: 
単品(全作品※ハンガリーを除く) 300円(税込)
お得なプログラムパック(予定) 各500円(税込)

■お得なプログラムパック
A.ヨーロッパの逞しくしなやかな女性たち(3作品/ギリシャ、スロヴェニア、スペイン)
B.20世紀に輝く人物ーその真実と嘘(3作品/オーストリア、ラトビア、ポルトガル)
C.家族―悲喜こもごもの物語(3作品/ベルギー、フィンランド、キプロス)
D.ミステリアスすぎる個性派たち(4作品/スウェーデン、イタリア、ベルギー、ブルガリア)
E.覚醒するドキュメンタリー(3作品/オランダ、ドイツ、クロアチア)
F.期間限定パック(3作品/フランス、ポーランド、チェコ)

■単品作品 冒険ファンタジーアニメーション
アイルランド EU Filmdays 2011上映作品
(「ブレンダンとケルズの秘密」 監督:トム・ムーア/2009年)

■無料上映
ハンガリー EU Filmdays 2014上映作品
(「ファイナル・カット」 監督:パールフィ・ジョルジュ/2012年)

<WEB>
EUフィルムデーズ2020公式サイト:https://eufilmdays.jp/
青山シアター公式サイト:https://aoyama-theater.jp/

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