ゾンビ・パンデミック終焉後の世界を描いた近未来スリラー「CURED キュアード」のBlu-rayが9月2日(水)に発売。
感染系ゾンビがもたらした終末的厄災の“その後”を描いた作品にはいくつかの前例があるが、本作ではデヴィッド・フレイン監督がそこに人種差別、宗教対立、移民問題などによって分断された現代社会の状況を生々しく反映。
元感染者(=回復者)がゾンビだった時の忌まわしい記憶を保ち、耐えがたいPTSDにさいなまれるという設定を加え、シリアスでリアルなホラー作品を完成させた。
ジャーナリストでシングルマザーの主人公アビーを演じたエレン・ペイジは、プロデューサー兼任で撮影を牽引。ゾンビに夫を噛み殺された失意のどん底の中で幼い息子を養い、回復者である義弟セナンを受け入れるアビーの揺れる心情を繊細に表現している。
「CURED キュアード」Blu-ray
発売日:2020年9月2日(水)※レンタル同日開始
価格:4,800円+税
発売元:キノフィルムズ/木下グループ
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
公式サイト:http://cured-movie.jp/
【ストーリー】
人間を狂暴化させる新種の病原体、メイズ・ウイルスのパンデミックによって大混乱に陥ったアイルランド。
6年後、治療法が発見されたことで秩序を取り戻し、治療効果が見られない25%の感染者は隔離施設に監禁され、治癒した75%は“回復者”として社会復帰することになった。
しかし、人間に戻った回復者=元感染者たちは、ゾンビだった時の記憶は消えず、耐えがたいPTSDにさいなまれている。膨らむ不安と恐怖は世界を再びカオスへと引き戻す恐れがあった…。
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