エミリオ・エステベス監督の最新作「パブリック 図書館の奇跡(邦題)」が7月から全国で順次公開。新たな場面写真が解禁された。
本作の物語の舞台は図書館。記録的な大寒波が到来し、緊急シェルターが満員で行き場を失ったホームレスの集団が図書館のワンフロアを占拠。誰もが利用したことのある身近で物静かな図書館という空間を舞台に、サプライズが満載のヒューマン・ドラマが描かれる。
エミリオ・エステベスは、2006年に手掛けた政治ドラマ「ボビー」でゴールデン・グローブ賞作品賞と全米映画俳優組合賞アンサンブルキャスト賞にノミネートされるなど、監督としてのキャリアを着実に積み上げてきた。完成までに11年の歳月を費やした本作でエステベスは主演も兼任。共演はアレック・ボールドウィン、リスチャン・スレイター、ジェフリー・ライトほか。
解禁された場面写真では、図書館を占拠する大勢のホームレスたちの中心で決意の表情を浮かべるエステベス演じる図書館職員をはじめ、夜の図書館に駆け付けた警察官たちの姿やエステベスが同僚と向き合う姿などが切り取られている。
「パブリック 図書館の奇跡」
2020年7月よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
製作・監督・脚本・主演:エミリオ・エステベス
出演:アレック・ボールドウィン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレイター、ジェフリー・ライト、ジェナ・マローン、マイケル・ケネス・ウィリアムズ、チェ・“ライムフェスト”・スミス
提供:バップ、ロングライド
配給:ロングライド
公式サイト:longride.jp/public
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<STORY>
米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)が常連の利用者であるホームレスから思わぬことを告げられる。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由だった。約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップをもくろむ検察官の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察の機動隊が出動し、追い詰められたスチュアートとホームレスたちが決断した驚愕の行動とは…。