ダチョウから感染症予防策を探る獣医学博士・塚本康浩に迫る『情熱大陸』6・7放送

エンタメ総合
2020年06月06日
『情熱大陸』

 6月7日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系)は、ダチョウから感染症予防策を模索する獣医学博士の塚本康浩の取り組みを追う。

 世界最大の鳥類にして、飛べない鳥「ダチョウ」。獣医学博士の塚本康浩は、その力を感染症予防に生かそうと奮闘している。塚本は、京都府立大学で鳥類の免疫学や感染症を研究し、獣医師としても活動、この春からは大学の学長も務めている。

 塚本が、長年研究し、人生のパートナーと言ってはばからないのが、“ダチョウさん”。そもそも研究者が少ない分野だが、その権威として知られている。中でも、ダチョウが体に宿す「抗体」を取り出し、マスクや飴に含ませ、感染症予防につなげるという独自の取り組みで注目を浴びてきた。

 ダチョウはおよそ200万年前から姿をほとんど変えていないと言われる原始的な鳥で、体を守る力に優れ、病気にかかることも少なく、けがの治りも早いのだという。

 研究室には、スズメやインコ、学内では、大型鳥類エミューも飼育している。塚本は幼い頃から無類の鳥好きで、その魅力を「自由で、元気で、ファンキーなところ」と語る。

 新型コロナウイルスの影響で、学生がほとんどいなくなった大学の構内で、ダチョウと向かい合い、新たなウイルスへの予防策を模索する日々に迫る。

<獣医学博士/塚本康浩 プロフィール>
1968年、京都府生まれ。4歳の時に巣から落ちた雀のヒナを見つけてから、鳥に夢中になる。
1994年、大阪府立大学農学部獣医学科卒業。大学院ではニワトリの研究をしながら、夜は獣医として勤める。
1996~97年、カナダ・ゲルフ大学獣医学部 客員研究員。
1999年、ダチョウ牧場「オーストリッチ神戸」のダチョウ主治医に就任。ダチョウの免疫力の高さに気づき、ダチョウ抗体の研究を始める。
2005年、大阪府立大学 講師、准教授に就任。
2008年、京都府立大学大学院生命環境科学研究科教授に就任。京都府立大学発ベンチャー「オーストリッチファーマ株式会社」設立。
ダチョウ抗体を用いたマスクを開発。
2009年、産学官連携推進功労賞表彰「文部科学大臣賞」受賞。
2011年、関経連 関西財界セミナー 特別賞受賞。
2020年、京都府立大学学長に就任。

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