『テレメンタリー2020「タンチョウ ふたたび」』(HTB)が6月13日(土)前11時10分から放送される。
かつて関東周辺にも飛来していたが、乱獲と生息地の湿原の開発で絶滅寸前にまで追いやられた特別天然記念物タンチョウ。わずかに北海道の釧路湿原で見つかり、手厚い保護を100年続けてようやく1800羽を超えるまでに回復した。しかしその生息地は今も釧路湿原周辺などに限られている。
そうした中、札幌近郊の長沼町舞鶴地区の農家が2014年に立ち上げた「タンチョウを呼び戻す会」。会長の加藤幸一さん(68)は、農作業の合間に、舞鶴遊水地に出かけ見守り活動を続けている。洪水対策として造られた遊水地の中にかつての湿地を復活させ、100年も前に長沼町から姿を消したタンチョウの生息地にしようと考えたのだ。
エサ場を造り、巣材のヨシも植え、200ヘクタールの空き地は少しずつタンチョウが好む湿地へと姿を変えた。しかしお膳立てが整った遊水地には別の動物が現れ、農業被害も心配される事態に。
また一部のマナーの悪いカメラマンがタンチョウを追いかけるという事件も起きる。 1500日にわたる密着取材で、住民と農業とタンチョウが共存できる町を目指して模索を続ける農家たちの活動に迫る。
『テレメンタリー2020「タンチョウ ふたたび」』
HTB
2020年6月13日(土)前11時10分~11時40分
※日時違い全国放送(系列局での放送時間:https://www.tv-asahi.co.jp/telementary/timetable/)
ナレーター:森さやか(HTBアナウンサー)
番組ホームページ:https://www.htb.co.jp/telemen/tancho/