木村多江、桐山漣、吉行和子が出演する『ドラマ×マンガ「あとかたの街~12歳の少女が見た戦争~」』(BSプレミアム)が8月14日(金)に放送される。
本作は、1人の女性漫画家が当時12歳だった母親の戦争体験を作品として完成させるまでの日々を描いたドラマ。物語は漫画「あとかたの街」を随所に織り交ぜながら進行する。主人公のモデルは、日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞した「あとかたの街」の著者・おざわゆき。
漫画家・おざわゆきを木村多江が演じ、編集者・佐藤役で桐山漣、母・あい役で吉行和子が出演。あいの少女時代は漫画で描かれる。
漫画家のおざわゆき(木村)は、50歳を目前にして初の連載漫画を手掛けることになった。テーマは、当時12歳の少女だった母の戦争体験。さっそく、編集者の佐藤(桐山)と共に名古屋に住む母・あい(吉行)を訪ねて取材を始める。
あいが語り出したのは、まさかの“恋バナ”。戦時中とは言っても、恋愛があり、家族のだんらんもあったことに、ゆきと佐藤は驚く。
しかし、そうした“当たり前の暮らし”は、空襲によって一変する。親友も好きな男子も命を落とした。その記憶を母にどこまで聞いていいのか悩むゆき。
意を決して名古屋に向かうと、そこで語られる現実は想像以上の過酷さだった。火の海と化した街…。だが、あいは、家族と共に必死に生き抜いていた。
主演の木村は「12歳の少女が見た戦争。それは私たちの日常のすぐ先にあります。今だからこそ私たちは戦争を身近に感じるかもしれません。平和のありがたさを実感するかもしれません。今を生きること。ドラマを通して私と一緒に体感していただけたら幸いです」とコメントしている。
『ドラマ×マンガ「あとかたの街~12歳の少女が見た戦争~」』
BSプレミアム
2020年8月14日(金)後9・59~10・58
<スタッフ&キャスト>
原案・漫画提供:おざわゆき(「あとかたの街」)
脚本:政池洋佑
出演:木村多江、桐山漣、吉行和子ほか
演出:小山靖史・伊東亜由美(NHKエンタープライズ)
プロデューサー:平体雄二(スタジオブルー)
制作統括:嘉悦登(NHK)、小山靖史(NHKエンタープライズ)
©NHK
©おざわゆき/講談社