連続テレビ小説『エール』(NHK総合ほか)に出演する山崎育三郎からコメントが届いた。
6月22日(月)から放送中の第13週「スター発掘オーディション!」では、安定した作曲家生活を送るようになった裕一(窪田正孝)が、廿日市(古田新太)からオーディションで発掘する新人歌手のデビュー曲の作曲を依頼される。
そんな中、裕一はいまだ歌手デビューできていない久志(山崎)にオーディションへの応募を勧める。かつて音(二階堂ふみ)に歌を教えていた御手洗清太郎(古川雄大)も豊橋から上京し、二人は一つの合格枠をめぐってライバル心を燃やす。
山崎は第13週について「実の母親と離れ離れにならざるを得なかったという久志の悲しい過去が明らかになるんです。そして、そんな久志を救ったのが音楽だということも。13週はやがて音楽の道を志すことになる久志の原点が垣間見える週でもあります」と説明。
さらに「『こんな過去があったからこそ、久志は常に明るいんだ』と思えるエピソードで、僕も台本を読みながらちょっと泣けましたね。人はつらい経験を通じて人の痛みを知るからこそ強くなれるはずです。久志の達観した考え方や常に冷静でいられる強さは、彼にこんなつらく悲しい過去があったからこそ。僕自身、久志をただのキザな奴としてだけでは終わりたくないと思っていただけに、久志の人間的な部分を視聴者の皆さんにも感じてもらえる機会を得て、とてもうれしいです」と語った。
第13週ではコロンブスレコードの歌手オーディションで、久志と御手洗(古川雄大)が火花を散らす展開に。「古川雄大君はミュージカル界でともに頑張ってきた仲間です。プライベートも含めて長い付き合いがあるので、今回も2人であれこれ相談しながら収録に臨みました。ぜひ見ていただきたいのは、久志と御手洗が発声練習をする場面ですね。僕たちもアイデアを出しながら収録したシーンなんです」とコメント。
そして「実は久志と御手洗がにらみ合う場面は、古川君とアドリブを交えながら演じている部分が多いんです。ミュージカルならではの立ち振る舞いを生かすことで、久志と御手洗の個性のぶつかり合いを、より面白い形で表現できたのではないかと思っています」と明かした。
最後に『エール』という作品について「タイトルが示すように、この作品は、見る方に寄り添い、励ましのメッセージを送るようなドラマです。何よりもそこに音楽の力が加わることで、より強いメッセージを届けられる。誰だって音楽は身近にあって、音楽に救われながら生きている人が沢山いると思うんです。ぜひ『エール』という作品から、音楽の力を感じ取っていただきたい。そして大変な今だからこそ、全国の皆さんに見ていただきたい作品ですね」とメッセージを送った。
連続テレビ小説『エール』
NHK総合ほか
毎週(月)~(土)前8・00~8・15
※土曜日は1週間を振り返る。
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