柄本佑主演『心の傷を癒すということ』DVD特典映像に主人公のモデル・安克昌のドキュメンタリーを収録

ドラマ
2020年06月29日

『心の傷を癒すということ』

9月1日(火)発売の『心の傷を癒すということ』DVDの特典映像として、主人公のモデルとなった精神科医・安克昌(あん・かつまさ)の生き様を描いたドキュメンタリーが収録されることが分かった。

本作は、阪神・淡路大震災時、大震災で自身も被災しながらも、他の被災者の心のケアに奔走した若き精神科医・安克昌をモデルにしたヒューマンドラマ。主人公・安を柄本佑が演じ、今年1~2月にNHK総合で放送された。

在日韓国人として生まれ、志半ばでこの世を去ってしまった安。ドラマでは、険しい道を共に歩んだ妻との「夫婦の絆」と、彼が寄り添い続けた人々との「心の絆」が繊細に描かれた。

DVDの特典映像には、安克昌のアイデンティティーや精神科医としての奮闘を関係者の証言を基に描いた「“心のケア”から“品格ある社会”へ 安克昌からのメッセージ」を収録。ドラマで安を演じた柄本が安克昌の著書の朗読を担当する。

映像では、在日韓国人としての葛藤や、精神科医としての考え方・功績、被災地・神戸での経験から「社会の『品格』とは何か」まで思索を深める姿が描かれている。

幼い頃に自分が在日韓国人と知り、「本当の自分とは?」を深く考えることになった安。親友でもある精神科医・名越康文もインタビューで「自分は何者かを命がけで考えていたんやろな」と語っている。

作品情報

『心の傷を癒すということ』DVD
2020年9月1日(火)発売
※同日レンタル開始(全2巻)

価格:7,600円(税別)
発行:NHKエンタープライズ
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング

<映像特典>
2分プレマップ
5分で分かる!「心の傷を癒すということ」
“心のケア”から“品格ある社会”へ 安克昌からのメッセージ

<封入特典>
特製リーフレット

<スタッフ&キャスト>
原案:安克昌
脚本:桑原亮子
音楽:世武裕子
制作統括:城谷厚司
プロデューサー:京田光広、堀之内礼二郎、橋本果奈
演出:安達もじり(1・4話)、松岡一史(2話)、中泉慧(3話)

出演:柄本佑、尾野真千子、濱田岳、森山直太朗、浅香航大、清水くるみ、上川周作、濱田マリ、谷村美月、趙珉和、内場勝則、紺野まひる、平岩紙、石橋凌、キムラ緑子、近藤正臣ほか

<あらすじ>
ジャズピアノはプロ級の腕前、レコードと読書をこよなく愛する“はにかみ屋”の若手精神科医・安和隆(柄本佑)。 自分の居場所を探し続ける青年時代を送ってきたが、明るい妻・終子(尾野真千子)と出会い、同じ在日としての悩みを共にできたことでようやく心穏やかな日々を送る。
第一子が誕生した直後、阪神・淡路大震災が起きる。精神科医としてできることは何か……模索の日々が始まる。和隆は被災者に寄り添い話を聞き続ける中で、精神科医にできることは、被災者を治療することではなく、治癒力を回復させる手助けをすることだと気づいていく。
その後、精神科医として見た被災地の様子を一冊の本にまとめ、学芸賞を受賞。明るい兆しが見え始めた39歳のある日、がんが発覚する。

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