山﨑賢人「いい未来に向かっていけるように」映画「劇場」公開

映画
2020年07月19日

映画「劇場」初日舞台あいさつ

映画「劇場」の初日舞台あいさつがリモートで実施され、主演の山﨑賢人、行定勲監督が登壇。舞台あいさつの様子は別会場にいる観客に同時中継された。

本作はお笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹による初の恋愛小説となる「劇場」を、行定勲監督が実写映画化。劇作家を目指す主人公の永田(山﨑)と、彼を必死に支えようとする沙希(松岡茉優)の“一生忘れることができない恋”を描く。

映画が公開となった気持ちを聞かれた山﨑は「この映画は劇場で観てほしい作品なので、こういう風に初日をやっと迎えられて本当にうれしく思います」と。行定監督も「4月に公開を予定していた時よりちょっと公開規模は縮小したんですが、映画館で上映できる喜びをすごくかみしめております。ここまで楽しみにしてくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございます。僕はこの2020年7月17日に自分の新作が公開されたということを一生忘れないんじゃないかと思います」とあいさつした。

山﨑は自身が演じた永田というキャラクターについて「永田の人間としての弱さとか、愚かさとか、嫉妬心だったり。永田は劇作家で僕も俳優という仕事をやらせてもらっている中で、表現するという意味では近いところもあって、普段自分が抱えているような感情がいっぱいありましたし、台本を初めて読ませていただいたときに演じてみたいシーンがいっぱいありました。人間って愚かな部分がたくさんあると思うんですけど、ここまで愚かな部分を出せる役が初めてだったので、本当に永田が演じられてうれしかったです」と語った。

映画「劇場」初日舞台あいさつ

永田役に山﨑を選んだ理由を聞かれた行定監督は「誰が永田をやればいいのか原作を読んで思いつかなかったんですよね。俳優で誰なんだろうと思った時に、プロデューサーからの提案で山﨑賢人は、と。思いもしないですよね。というのは山﨑賢人がこれまでそういう役をあまりやってきていないから。それを聞いてこれは良いと思って(笑)。やっていない人間がやるのが一番僕の気持ちを凌駕してくるんですよね。それで山﨑くんに来てもらったんですけど、まぁきれいな顔をしていて(笑)。その瞬間にまず汚したい!と思ったんです(笑)。汚すために『髭とか生える?」とか『髪の毛ボサボサにしてさ!」とかって言うと結構本人がノっていて。素直で、いい意味でちょっといかれてるんです。無自覚にいろんな表情するし、やっていてすごく楽しかったですね。得体が知れない山﨑賢人が現場にいて、その場その場の衝動を撮るのに必死だったんです。それを皆さんに披露できるのがうれしいですね」と笑顔を見せた。

これを聞いた山﨑も「本当に行定さんと映画を作っていく過程は最初に出会った時から楽しくて(笑)。永田を作っていく上で、普段舞台の演出もされている行定さんのエッセンスを現場で感じながら永田に入れてみたり。しぐさ一つ一つ一緒に作っていくのが楽しかったですね」と振り返った。

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