各界の達人に弟子入りする企画で、達人も驚く大技をマスターし、「ミスターかくし芸を継ぐ女」と話題沸騰中の森川葵さん。これまでの挑戦の歴史や、最新回の「アーティスティック・ビリヤード」について語ってくれました。
◆森川さんはこれまで数々の高難度の技を成功させてきましたが、成功の秘訣は何だと思いますか?
集中力ですかね。あとは感性…というか、感覚というか。やり方が分かると手にしっくりくるんです。手になじんでくると、あとは結構早いんです。
◆一番難しかったものは?
「水切り」です。「ロックバランシング」はピタッとくる感覚があるんですが、水切りは風や天候に左右されるし、石の形や力加減などいろいろな条件があるので、これまでで一番過酷で難しかったです。あ、ついこの前の「カード投げ」も本当にキツくて、収録後にそのまま整体に駆け込みました(笑)。
◆特に達成感を得られたものはありますか?
家のシャッターに文字を書いたことですね(笑)。文字の練習をして、夜暗くなってきたころに突然、向かいにあるお宅の新しいシャッターを指して「じゃあここに書いてもらいます」と言われて。習ったばかりだし、ペンキなので修正も利かないし…。「ビリヤード」や「カード投げ」と違って、そのまま残ってしまうものだから、「本当に私が書いちゃっていいのかな?」と思ったんですが、きれいに書くことができました。家主さんも「すごくきれいだよ」と喜んでくれたので、本当によかったです。
◆コーナーがスタートした時と比べて、技の難易度や種類がだいぶ様変わりしましたね。
そうなんです(笑)。最初は挑戦の内容も「染み抜き」で、ロケが始まる前にご当地グルメを食べたり、お土産を買ったりする時間もあって。帰る前にみんなで夜ご飯を食べてから飛行機で東京に戻る、みたいなスケジュールだったんです。でも、気づけばそれが6~7時間みっちり練習して挑戦する…みたいになっていて(笑)。いつかは失敗する日が来るかもしれないと思うと、不安もありますし、肩凝りがひどい時もありますが、2週間に一度、必ずVTRを見て笑う機会が出来たので、私自身も明るくなった気がします。あとは、私を見て「ダイス・スタッキングの子だよ」って言っていただいたり、名前で呼ばれるよりも「サイコロの子」みたいに呼ばれることが増えました(笑)。
◆ものすごいスピードで技をマスターしてしまうことから「ワイルド・スピード森川」という異名も誕生し、Twitterのトレンド入りも果たしました。
その呼び方は、私自身はまだピンと来ていないんですけど、新しい称号をもらった感覚です。トレンド入りはすごくうれしかったですね。
◆SNSでは「ミスターかくし芸を継ぐ女」としても話題になっています。本家の堺正章さんとお会いしたことはありますか?
まだないんです。SNSで「かくし芸大会に出られるよ」とか「2代目マチャアキさんだね」とコメントを頂いたんですが、もしお会いできたら、「手の感覚とかやっぱり感じますか?」って聞いてみたいですね(笑)。