7月31日(金)より全国公開の映画「カラー・アウト・オブ・スペース−遭遇−」。リチャード・スタンリー監督が本作や主演のニコラス・ケイジについて語る、メッセージ映像が解禁された。
原作は、怪奇・幻想小説の先駆者と言われるH・P・ラヴクラフトの「ザ・カラー・アウト・オブ・スペース(宇宙からの色/異次元の色彩)」。母親の影響で幼少期からラヴクラフトの書物に親しんできた鬼才リチャード・スタンリーが監督を務める。
製作は、映画祭をにぎわすジャンル作品を世に送り出し続ける、俳優のイライジャ・ウッド、ダニエル・ノアらが立ち上げた気鋭の製作会社SpectreVision。主演は「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」のニコラス・ケイジ。
この度解禁となったのは、スタンリー監督によるメッセージ映像だ。 愛してやまないラヴクラフトTシャツにテンガロンハット、「こんにちは」という日本語の挨拶と自己紹介に始まり、タバコを片手に構想・準備およそ20年に渡った本作について語っている。
主人公ネイサン役を演じたケイジについては「理想の配役だった」と述べ、「彼の演じる平凡な男は、家族、アルパカ、そして自らの正気を守ろうとする」と、役柄を明かす。さらに「ニコラスのキャリアの中でも屈指の演技を見せていると思う」と、才能溢れる俳優とのタッグに自信を覗かせた。
「楽しんでくれると嬉しい」という言葉に次いで寄せられた「人類の経験を超越した世界へ、共に旅をしましょう」というメッセージは一見大仰に思えるかもしれない。だが、テーマである「色」や音響を堪能できる映画館での本編鑑賞後には、「確かに旅をした」と感じられるだろう。
「警告はしました」という締めの言葉に違わず、隕石衝突に等しいインパクトをもたらす本作は、7月31日(金)より全国公開される。
<動画>
メッセージ映像
<作品情報>
「カラー・アウト・オブ・スペース−遭遇−」
2020年7月31日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋他にてロードショー
監督:リチャード・スタンリー
製作:SpectreVision
出演:ニコラス・ケイジ、ジョエリー・リチャードソン、マデリン・アーサー
原作:「宇宙(そら)の彼方の色 新訳クトゥルー神話コレクション5」H・P・ラヴクラフト訳=森瀬繚 星海社FICTIONS
「宇宙からの色」(『ラヴクラフト全集4』所収)H・P・ラヴクラフト 大瀧啓裕訳 創元推理文庫
配給:ファインフィルムズ
<ストーリー>
大都市の喧騒を逃れ、閑静な田舎に移り住んだガードナー家。ネイサン(ニコラス・ケイジ)と妻テレサ(ジョエリー・リチャードソン)が夢に見た子どもたちとの理想の生活は、前庭への隕石の激突で終わりを告げる−。
以来、一家は心と体に影響をおよぼす地球外変異体との闘いに明け暮れ、静かな田舎暮らしは極彩色の悪夢へと変わる…。
<WEB>
公式サイト:http://www.finefilms.co.jp/color/
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