9月11日(金)に全国公開の映画「窮鼠はチーズの夢を見る」より、美しくも切ない情景を切り取った場面写真が解禁。併せて、原作者・水城せとながキャストに寄せたコメントも到着した。
原作は、人を好きになることの喜びや痛みをどこまでも純粋に描き、圧倒的な共感を呼ぶ心理描写から、多くの女性から支持を得た水城せとなの傑作コミック「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」。主人公・大伴恭一を演じるのは、大倉忠義。そして恭一への想いを募らせる今ヶ瀬渉を、成田凌が演じる。メガホンを取るのは、日本を代表する映画監督・行定勲。
この度、本編の美しくも切ない情景を切り取った新場面写真が解禁。さらに、原作者・水城せとながキャストに寄せた称賛のコメントも到着した。10年以上にわたり熱狂的なファンに支えられてきた原作は、今までにも何度か映画化の話が持ち上がったという。
それに対して、水城は「キャラクターを過剰に美化しそうな雰囲気が強く、断ってきたんです。でも、行定監督から届いた企画書は視点がフラットで、生身の男性が描かれていました。人と人が向き合う姿をフラットに捉えた恋愛映画として作っていただけそうだなと思いました」と振り返る。
キャスティングについては、「成田さんの今ヶ瀬のイメージはすぐに湧きましたが、大倉さんはキラキライケメンなので大丈夫かな…と心配になりました(笑)。恭一という人物は、ある程度固まっていた人生がぶち壊される人なので、枯れ始めてる感が欲しかったんです」と打ち明けた。
しかし「映画を観たら、ほどよい枯れ具合があって良かったです。愛という課題を突きつけられて、今ヶ瀬を突き放しながらも頭では考えている、抑圧的な空気感がすごく良く出ていたと思います」と大倉の醸し出す雰囲気、演技を大絶賛。原作ファンにも満足してもらえる仕上がりになっていると、太鼓判を押している。
なお現在、原作となる「窮鼠」シリーズに加えて、月刊フラワーズに掲載され、大きな話題を呼んだ番外編が初収録されたスペシャルコミック「窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション」も発売中。待望の映画版は、9月11日(金)より全国ロードショーとなる。
<作品情報>
「窮鼠はチーズの夢を見る」
2020年9月11日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
原作:水城せとな「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」(小学館「フラワーコミックスα」刊)
監督:行定勲
出演:大倉忠義 成田凌 吉田志織 さとうほなみ 咲妃みゆ 小原徳子
配給:ファントム・フィルム
<WEB>
公式サイト:https://www.phantom-film.com/kyuso/
公式Twitter:https://twitter.com/kyuso_movie
©水城せとな・小学館/映画「窮鼠はチーズの夢を見る」製作委員会