映画「ファーストラヴ」が、2021年2月に全国公開決定。併せて、センセーショナルな特報映像と、美しくも狂気に満ちたティザービジュアルが解禁された。
アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まる島本理生の小説「ファーストラヴ」。予測不能な結末と、そのタイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマは2018年に発表されるや多くの話題を呼んだ。第159回直木賞を受賞し、累計発行部数30万部を超えるベストセラーとなっている。登場人物の奥底まで掘り下げた心理描写に定評のある島本が放つ、“稀代の問題作”とも称された傑作サスペンス・ミステリーが映画化した。
主演を務めるのは、人を惹きつける芝居と端麗な容姿で幅広い層から絶大な支持を誇る、北川景子。女子大生による動機なき殺人事件の真相に迫る、主人公の公認心理師・真壁由紀を演じた。ミステリアスな容疑者に翻弄されながらも、彼女の心理を解明していくうち、自身が心の奥底にしまい込んでいた“ある記憶”も暴かれていくという複雑な役どころを体当たりで演じ、女優としての新境地を見せる。
監督は、『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど、数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。今回が北川とは初タッグとなる。さらに脚本は、『八日目の蝉』や「彼女がその名を知らない鳥たち」の浅野妙子。
今回解禁となった特報映像は、血まみれで歩く女子大生・聖山環菜(芳根京子)の姿から幕を開ける。事件を取材する由紀と、共に事件の真相に迫る弁護士・庵野迦葉(中村倫也)が映し出されていく中、面会室で環菜が衝撃の一言を放つ。「嘘つきなんですよ、私」
この一言をきっかけに、由紀の夫・真壁我聞(窪塚洋介)をも巻き込みながら、環菜の供述に翻弄され、追いつめられながらも自分の記憶に向き合うことになる由紀の姿が描かれていく。
北川が「役なのか自分なのかがわからない瞬間がすごく多かった」、中村が「一言で言えない感情が渦巻く作品」とそれぞれに振り返るように、実力確かなキャスト陣の迫真の演技と物語の行く末に期待が膨らむ特報映像となっている。
同時に解禁となったティザービジュアルは、事件に挑む由紀と、由紀の過去の記憶のカギを握る迦葉のカットが鮮烈な印象を与えるビジュアルだ。背景に映し出されるナイフを手にした環菜と、その手に巻かれながら背景を覆う花々は、由紀と迦葉さえも飲み込むイメージで、美しくも狂気に満ちた世界観を醸し出す。
さらに、北川が、原作を発売する文藝春秋の秋の文庫フェア「2020 文春文庫 秋100ベストセレクション」のイメージキャラクターになることも決定した。
自身も読書が大好きで「本が家にあればあるほど安心する」と語る彼女が、デビュー後初のショートカット姿で小冊子をはじめ店頭用パネル、ポスター、文庫のオビなどのビジュアルや、特設WEBサイトに登場。原作「ファーストラヴ」はフェアの目玉作品となっており、今回解禁になったティザービジュアルが新オビとして巻かれることも決定している。
<動画>
映画『ファーストラヴ』特報
<作品情報>
「ファーストラヴ」
2021年2月全国ロードショー
出演:北川景子
中村倫也 芳根京子 窪塚洋介
監督:堤幸彦
脚本:浅野妙子
原作:島本理生『ファーストラヴ』(文春文庫刊)
配給:KADOKAWA
<あらすじ>
川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。
「動機はそちらで見つけてください。」
容疑者・聖山環菜(ひじりやま・かんな)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。
事件を取材する公認心理師・真壁由紀(まかべ・ゆき)は、夫・真壁我聞(まかべがもん)の弟で弁護士の庵野迦葉(あんのかしょう)とともに彼女の本当の動機を探っていく。
二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。
そして自分の過去を知る迦葉と環菜の過去をきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの“ある記憶”と向き合うことになるのだが…。
なぜ、彼女は父を殺さなければならなかったのか?
“ファーストラヴ”に隠された事件の真相に、あなたの“愛の記憶”も揺らぎ出す−−
<WEB>
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©2021『ファーストラヴ』製作委員会