映画「糸」の初日舞台あいさつが行われ、菅田将暉、小松菜奈、斎藤工、榮倉奈々が登壇した。
平成10年のリリース以降、多くのアーティストたちに歌い継がれている中島みゆきの名曲「糸」から生まれた本作。北海道・東京・沖縄・シンガポールを舞台に、平成元年に生まれた男女2人が平成の31年間の中で出逢い、別れ、そして再びめぐり逢うまでの奇跡を描いたラブストーリー。当初は4月公開だったが、新型コロナウイルスの影響により8月に公延延期となった。
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舞台あいさつの模様は全国111の劇場で生中継され、1万人を超える観客が全国の劇場で見守る中、小松は「初日ということで、ソワソワして昨日は眠れませんでした。中島みゆきさんの『糸』という曲は幅広い世代の方に愛され続けているので、この映画もその1つになったらうれしいです。映画『糸』が多くの心をつなぎますように」とコメント。
そして、冒頭で興行収入が20億円を狙える大ヒットスタートとなったことが明かされると、菅田は「いきなり金額を言っちゃうんですね。狙ってはいきたいですけど、そういうのは、みんなで裏で言うものかなと思って(笑)。1万人の皆さんの前で言わなくても」と、苦笑いを浮かべながらも「うれしいですね!」と語った。
8月12日に行われた先行上映の話題になると、菅田は「両親が観に行ってくれたみたいなんですけど、母親は映画館のトイレに駆け込んで泣いたって言ってました」と明かし、「ずっと親には“優しい映画を作ってよ”と言われていて。確かに考えてみると、今まではハードな作品が多かったなと。今回の作品はちゃんと響いてくれたのが、うれしかったですね」と感慨深げに語った。
また、初共演となった菅田の印象を聞かれた榮倉は「世代もちょっと離れているし、初めて会うときはすごく緊張したんです。今をときめく菅田将暉君…ドキドキみたいな(笑)。でも、撮影現場ではすごく伸び伸びとされていて、まったく壁とかがなかったので最初からすごく楽しく撮影ができました」と振り返った。