三谷幸喜 三作品三連発公演「大地」大千穐楽!大泉洋「熱い拍手が教えてくれた」

エンタメ総合
2020年08月24日

7月1日(水)より開幕した三谷幸喜 三作品三連発公演の一作である、「大地(Social Distancing Version)」(以下「大地」)が、8月23日(日)に大千穐楽を迎えた。併せて、三谷と大泉洋よりコメントが到着。

1994年からPARCO劇場をホームグラウンドとして、新作を発表し続けている三谷のライフワークである「ショーガール」「其礼成心中」と共に上演した「大地」。三谷が今年1月に開場した新生PARCO劇場のために書き下ろした本作は、俳優への愛を込めて描いた“三谷流俳優論”となっている。

出演者は大泉をはじめ、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長と、三谷作品には欠かせないメンバーから実力派まで、一筋縄ではいかない個性豊かなキャストが集結。

とある共産主義国家の収容所を舞台に、「演じる」行為を禁じられるという極限状態を強いられた俳優たちが、演じるとは何か?笑うとは何か?生きるとは何か?と問いかける本作は、コロナ禍におけるSocial Distancingという不都合を不都合に終わらせず、より豊かな演劇表現に結び付け、スタッフ、キャスト一丸となって創り上げた舞台となった。

8月23日(日)に大千穐楽を迎え、三谷は「一人の感染者を出すことなくこの日を迎えられました。正直、毎日ひやひやでした。役者の皆さん、ご苦労様でした。舞台スタッフ、劇場スタッフ、本当によく頑張ってくれました。なにより数々の不都合を乗り越えて、観劇して下さったお客様に感謝。やれば出来る、でもやるのは大変」と、感謝とねぎらいの言葉を述べる。

大泉は「演劇を含むエンタメは『不急』かもしれませんが決して『不要』ではありません。それは半分しか入っていない客席からの、満席の時にも負けない熱い拍手が教えてくれました。今後、多くの舞台が僕らが出来たように、安全に開催されて行くことを信じています」と、熱い思いを語った。大泉のコメント全文は、次ページを参照。

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