
南沙良が9月5日(土)放送のETV特集『敏感くんたちの夏』(Eテレ)でナレーションを担当することが分かった。
この番組は、とても敏感で繊細な子供たちHSC(Highly Sensitive Child)が同じ悩みを持つ仲間と出会い、自分の生きる道を見つけていくまでの物語。
HSCは、およそ20年前、アメリカの心理学者が書籍で発表した概念。病気や障害ではなく生まれつきの気質で、人の感情を自分のことのように受け止める「共感力」が高いなどとされる。
ほかにも物事を深く受け止める、過剰に刺激を受けやすい、ささいな変化にも気づくなどの特徴があり、海外の調査では程度の差はあるが5人に1人ほどいるとされている。近年日本でも、不登校や引きこもりとの関連が注目されている。
番組では、HSCの子供たちが仲間と出会い、敏感さとの付き合い方を一緒に学ぶ北海道・十勝で行われた画期的な取り組みに密着。自分の気質を理解し、仲間に安心して気持ちをはき出すことで、敏感な子供たちが自分の生きる道を見つけていく。
ナレーションを担当する南は「自分自身のことをつかむことでさえ難しいのに、他人のことを理解するのは一層難しいと思います。私にとっての第一歩は、まず知ること。そして、理解して受け入れること。今回のナレーションをさせていただくことができて、この所作が、優しさにつながることを学んだ気がします」とコメントしている。
番組情報
ETV特集『敏感くんたちの夏』
Eテレ
2020年9月5日(土)後11・00~
ETV特集ホームページ:https://www4.nhk.or.jp/etv21c/
©NHK
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