9月14日(月)より本放送を再開する連続テレビ小説『エール』(NHK総合ほか)の後半の物語に出演する新キャストが発表された。
連続テレビ小説の第102作となる本作は、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と、妻で歌手としても活躍した内山金子をモデルに、音楽とともに生きた夫婦の物語を描く。主人公の古山裕一を窪田正孝が、その妻・音を二階堂ふみが演じている。
今回、出演が発表されたのは、吉岡秀隆、古川琴音、北村有起哉、中村ゆり、伊藤あさひ、持田将史、板垣瑞生、萩原利久、片桐仁の9人。吉岡、古川、伊藤、持田、板垣、萩原は本作で連続テレビ小説初出演となる。
9月14日からスタートする『エール』後半戦は、弟子入りした五郎(岡部大)と、新人小説賞を受賞した梅(森七菜)が、古山家で同居することになり、思わぬ騒動に発展。そして、日本は戦争に突入、裕一(窪田)は作曲した戦時歌謡が大ヒットし、次第に時代の波に飲み込まれていく。
戦争が終わり、音(二階堂)は歌のレッスンを再開するが、戦争で傷ついた裕一はなかなか再起することができない。そんな裕一に池田二郎(北村有起哉)がラジオドラマの音楽を依頼。戦後復興期の日本に「エール」を送る曲を裕一は次々と生み出していく。
出演者発表を受けて窪田は「すてきなキャストの皆さんと共演できて大変うれしく思います。戦時中、戦後を皆さんとお芝居させてもらう中で、たくさん刺激を受け裕一の心にも新たな変化が起きていることを実感しています。人の出会いは本当に面白い…。そんな風に思わせてくれる素晴らしいキャストの皆さんが彩る『エール』をまた存分に楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントしている。
『エール』後半の主な出演者
長崎の医師・永田武…吉岡秀隆
裕一と音の娘・古山華…古川琴音
劇作家・作詞家の池田二郎…北村有起哉
永田医師の妹・永田ユリカ…中村ゆり
華が思いをよせる高校球児・竹中渉…伊藤あさひ
放送局局員・初田功…持田将史
放送局局員・重森正…板垣瑞生
一等兵・岸本和俊…萩原利久
従軍記者・大倉憲三…片桐仁
出演者コメント
吉岡秀隆
撮影に参加して、現在の厳しい状況下でもドラマを作ろうと懸命に努力しているスタッフ、キャストの姿にエネルギーを感じ、とても心を打たれました。この現場にいることで僕自身エールを頂いた気がします。僕が演じる永田のモデルである永井隆先生は、あまりにも偉大な方で無心で演じるしかありませんが、こんな偉大な方が長崎にいらっしゃったということをまずは今の長崎の方たちにしっかり届けたい、そして、永井先生が遠くから見守ってくださるとうれしいです。
古川琴音
裕一と音の一人娘という役を頂けてとてもうれしいです。現場に入る前に、自分の役が生まれて、周りの人にかわいがられている姿を見るのは不思議な気持ちで、視聴者の皆さんにも既にたくさんの愛情を注いでもらっている役だと実感しています。これから大人になってゆく華がどんな人生を歩むのか、楽しんでいただけたら幸いです。そして、この作品が多くの方にエールを送ってきたように、私も華を通してエールを送れるよう、エールのバトンをしっかりつなげたいと思います。よろしくお願いします!
北村有起哉
窪田正孝君とは2度ほど共演していまして、いつも嫌な役でいじわるばかりしてたんですが、今回やっと仲のいい役のようなので、うれしく思っております(少しの寂しさもありますが…)。もともと僕らができることはお茶の間に束の間の感動を与えることだと思ってます。簡単なことじゃありませんがこんな時だからこそ皆さんが少しでも元気になってくれれば、と胸の奥にしまいつつ僕自身も楽しく撮影できたらと思ってます。
中村ゆり
私も楽しく拝見していた『エール』からお声掛けいただき、とてもうれしくありがたい気持ちと、本を読ませていただきましたら、その時代にとって、重要であり、大切なエピソードを担わせていただく事に、しっかりと応えなければと勉強しなければと思いました。朝ドラには今回で5作品目の出演になります。いつも何かを背負っていたり、大切な事を伝える役割であったり、やりがいのある役をいただいて、本当にありがたく思っています。『エール』においても、すさまじい時代を生きた人々の代弁をしっかりとできるように、心して挑む気持ちです。
伊藤あさひ
初めて、連続テレビ小説に出演させていただく事になりました。毎朝楽しみにしている作品『エール』の世界に自分が出演できること、大変うれしく思います。野球の経験も生かせる役を演じることになり、主人公が作曲した「紺碧の空」や「栄冠は君に輝く」を実際に聴きながら生活しています。何事にも一生懸命で真っすぐな竹中渉を、精いっぱい楽しみながら生きるつもりです。ぜひ登場を楽しみにお待ちください。
持田将史
まさか自分が、ファンとして楽しんでいた朝ドラに出演できるとは!決まった時はうれしくて何回かターンしました(笑)。普段はダンスを中心に、お芝居やラジオなど、さまざまな活動をさせていただいているので、共感する部分が多かった『エール』の世界に自分がいるなんて、今でも信じられない気持ちです。戦後の人々を支えた「ラジオ」のプロデューサーが抱いていた葛藤や思いを考えながら演じさせていただきました!楽しんでいただけたら幸いです。
板垣瑞生
重森正役を演じさせていただきます、板垣瑞生です。ずっと夢だった朝ドラに関われるなんて、役者としてとても楽しみです。それに、共演者の皆さんやスタッフの方々の明るさが、本当にここから全国にエールを送っているんだなと思い、すごくすてきな現場だと感じました。僕が演じる重森も同様に、エールを日本に届けようと奮闘する熱い男です。皆さんにいろんなエールがどうか届きますように、楽しんで演じていきたいと思います。
萩原利久
朝ドラに出演することは自分の中でも一つの目標にしていたことなので、出演が決まった時は素直にうれしかったです。今回、約5年ぶりに坊主にしたり、ギターの演奏シーンがあったりとうれしさ、緊張、挑戦などいつもより多くの感情を感じました。僕が演じた岸本は戦時中の兵隊なので、普段の生活の中で触れる事のない言葉や感情、動きがあり、とても難しかったです。所作の指導や訓練の一部を体験させてもらい少しずつ役作りしていきました。制約の多い中で音楽に触れることによって生まれる感情、人間らしさを特に意識して演じました。そんな岸本の感情に注目してもらえるとうれしいです。
片桐仁
後半になって登場する役なので、とても緊張しながらスタジオに入ったのですが、窪田さんや二階堂さん始め、スタッフの皆さんがとても自然体で受け入れてくださって、すんなりとその世界に入ることができました!窪田さんと一緒に行った野球場のロケは暑かったけど、「ついにあの歌が誕生する!」というシーンは感動してしまいました!素晴らしい作品に関わることができて幸せでした!オンエアが楽しみ!!
番組情報
連続テレビ小説『エール』
NHK総合ほか
毎週(月)~(土)前8・00~8・15
※土曜日は1週間を振り返る。
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