10月11日(日)スタートの妻夫木聡主演の日曜劇場『危険なビーナス』(TBS系)に、3時のヒロインの福田麻貴が出演することが決定した。
本作は、東野圭吾による同名ミステリー小説をドラマ化。ある失踪事件をきっかけに、主人公が巨額の遺産をめぐる謎に挑むラブサスペンス。東野の小説が日曜劇場でドラマ化されるのは、『新参者』(2010年)以来10年ぶり。
脚本は『グランメゾン東京』、映画「キングダム」などを手掛けた黒岩勉が担当。主人公・手島伯朗を演じるのは、日曜劇場『オレンジデイズ』(2004年)以来16年ぶりに日曜劇場主演を務める妻夫木聡。ヒロインは本作が妻夫木と初共演となる吉高由里子。
福田が演じるのは、矢神家当主・矢神康治(栗原英雄)の専属看護師・永峰杏梨。康治は末期がんで余命いくばくもなく、寝たきり状態で、その看護のため杏梨は頻繁に屋敷に出入りしている。矢神家の人間ではないものの、一族の強欲さや狡猾さを間近で見てきており、屋敷の内情もよく知る人物だ。一方で、仕事以外のことをあまり口にせず、杏梨自身は素性の知れない一面も。失踪した明人(染谷将太)を捜すため矢神家にやってきた伯朗と楓にどう関わっていくのか注目だ。
3時のヒロイン・福田麻貴 コメント
この作品に出演するというお話を頂いた時は、本当に信じられなくて絶対にドッキリだと思っていました(笑)。でも、台本をもらって初めてこの話は本当なんだと思って、あらためてびっくりしました。このドラマは日曜劇場という由緒ある枠ですし、出演者の皆さんもそうそうたる俳優さんたちなので非常にプレッシャーを感じていますが、足を引っ張らないように頑張りたいと思っています。
私が演じる杏梨は、一見普通の看護師のように見えて、ちょっと哀愁があり、実はいろいろなものを背負っている女性です。杏梨が持つ哀愁をじんわりと表現できたらなと思っています。
この作品はとても展開が早く、台本を読むだけでもジェットコースターに乗っているような楽しい気分になります。放送が始まったら視聴者の皆さんも楽しくてしょうがなくなると思います。観ている方があっと驚いて、感情移入できる作品になるよう頑張りますので、ぜひ楽しみにしていてください。
番組情報
日曜劇場『危険なビーナス』
TBS系
2020年10月11日(日)スタート
毎週日曜 後9・00~9・54
<あらすじ>
ある日、いつものように動物病院で診察をしていた伯朗(妻夫木聡)。そこに「弟の妻」を名乗る謎の美女・楓(吉高由里子)が突然現れ、弟・明人(染谷将太)が失踪したことを聞かされる。さらに楓は、明人の失踪には親族の誰かが関わっているのではないかという。
親族とは、伯朗の母が夫を亡くした後に嫁いだ「矢神家」の一族だ。伯朗は矢神の家では連れ子として肩身の狭い思いをしてきており、母の死後は一族と疎遠になっていた。一方、矢神の血を引く明人には総額30億円とも言われる遺産の相続権があり、現当主が危篤状態にある今、その遺産を狙う親族が明人をさらったかもしれないと楓は訴える。
もう矢神家とは関わらないと決めていたが、困っている女性を放っておけない伯朗は楓と共に矢神の屋敷へ向かう。そこには昔から伯朗を見下している矢神家の養子・勇磨(ディーン・フジオカ)をはじめとした一族の面々が顔をそろえていた。伯朗と楓が調べを進めていくと、一族の不穏な動きが次々に浮かび上がってくる。
そんな中、伯朗は楓と行動を共にするうちに、捉えどころのない不思議な魅力にひかれていく。その様子を察した動物病院の助手・蔭山元美(中村アン)は、伯朗に忠告するが…。
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