オリジナル音楽ドキュメンタリー番組『Disney マイ・ミュージック・ストーリー – YOSHIKI』が、ディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて配信をスタートした。
『Disney マイ・ミュージック・ストーリー』は、著名アーティストが登場し、自分自身と曲にまつわるストーリーや、ディズニーとの出会いを貴重なインタビューと密着映像で振り返る、ディズニープラスオリジナルの音楽ドキュメンタリー番組。最大の見どころは、アーティストが選んだディズニーソングをオリジナルアレンジで奏でる特別パフォーマンスだ。
今回登場するのは、日本が世界に誇るロックバンド「X JAPAN」のリーダー・YOSHIKI。ディズニーと初めてタッグを組み、デビューから現在に至る音楽人生を振り返ると共に、彼の魅力をディズニー音楽との関わりという視点から語っていく。
そんなYOSHIKIがまずパフォーマンスに選んだ楽曲は、エルトン・ジョンが作曲を手掛け、1994年に大ヒットを記録した映画「ライオン・キング」から、主人公のシンバとナラがデュエットする「愛を感じて」。アカデミー主題歌賞を受賞した名曲を、YOSHIKIが奏でるクリスタルグランドピアノと、弦楽四重奏との共演で魅せる。
原曲の良さもさることながら、注目すべきはそのアレンジだ。たとえ小編成用のアレンジであっても、先にフルオーケストラでの演奏をイメージし、そこからピアノとストリングスに落とし込んでいくというのがYOSHIKI流。そのため、スケール感のある壮大な楽曲に仕上がり、代わる代わるメロディを奏でる楽器たちはまるで対話をしているかのようだ。
さらに胸を打つのが、YOSHIKI自身が語る「ライオン・キング」とのつながりだ。同作は王の子に生まれたシンバが、父の悲劇的な死を乗り越え、自分の進むべき道を見つけていくストーリー。その物語に、YOSHIKIが自身の人生を重ね、深い共感を覚えたという思いを語る。
そして2曲目は、映画「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー 〜ありのままで〜」。同曲もアカデミー賞に輝いた大ヒット曲だが、コード進行に意外性があり、新鮮さを感じたと明かす。繊細で美しいピアノソロから始まり、ストリングスが加わって、次第に壮大でドラマティックに変化していくアレンジが感動的だ。
YOSHIKIがこの曲に込めたのは、「これからも前を向いて生きていきたい」という想い。彼の口から語られるライフストーリーとともに演奏を聴くと、よりいっそう心に響くだろう。
また、演奏するのはディズニーの楽曲だけではない。YOSHIKIが初めて手掛けたバラード「Endless Rain」、亡き友への想いを込めた「Without You」。2つの名曲が生まれた逸話と共に流れる、優美なメロディが心にしみわたっていく。
世界中で愛されているディズニーの音楽を、彼ならではの独創的なアレンジで、しかもそのサウンドがいかに形づくられたのか、舞台裏も合わせて楽しむことができる贅沢な1時間。その美しい音楽が、YOSHIKIのファンとディズニーのファンをつないでくれるはずだ。
<動画>
予告動画
<配信情報>
「Disney マイ・ミュージック・ストーリー – YOSHIKI」
ディズニープラス
2020年9月25日(金)より配信開始
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