木曜劇場『ルパンの娘』(フジテレビ系)の第7、8話(11月26日、12月3日(木)放送)に、太田莉菜がゲスト出演することが決定した。
本作は、代々「泥棒一家」“Lの一族”の娘・三雲華(深田恭子)と、代々「警察一家」の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)との決して許されない恋愛を描いたラブコメディー『ルパンの娘』の続編。
第7、8話で太田が演じるのは、和馬と北条美雲(橋本環奈)が追う殺人事件の犯人と目される、謎の殺し屋・ナターシャ。ナターシャは、シスターの衣装を身にまとい、見事なナイフさばきを見せる殺し屋という以外は、全てがベールに包まれた謎の存在。
また、ナターシャと行動を共にする大柄な男を、多くの「仮面ライダー」シリーズでスーツアクターを務めるアクション俳優・岡元次郎が演じる。
太田莉菜 コメント
◆オファーを聞いた際のお気持ちは?
「実は仕事が忙しくて、まだ今回の放送は見ることができていなかったんです。でも、ちょうど雑談していた友人が“『ルパンの娘』を毎週見ている”と話してくれた直後に今回のオファーの連絡が事務所からきたので、“何か間違えがあったのかな?”と思うぐらいびっくりしました(笑)。友人は『ルパンの娘』を、ストーリーが面白いので気楽に見ることができると話してくれました」
◆台本を読まれた感想は?
「撮影前の情報としては、殺し屋で、ほとんどセリフがないということだけだったんです(笑)。そこで、台本を読んだら、本当で…。7話に関してはセリフがひとつもなく、8話も一行だけでした(笑)」
◆謎の殺し屋・ナターシャという役どころですが?
「はい。7話、8話と要所要所に出てくるんですが、ずっと謎で、一体何者なのか?が、さっぱり分かりません。私自身、台本を読んでいても、彼女が誰で、どこからやって来たのか?などは全く分からないです。ただキーパーソンになるんだと思いますが、これはまだ言えないことですね(笑)」
◆ナターシャは、ナイフを使う殺し屋という設定ですが?
「現場でアクション指導の方に習いながら撮影しています。ナターシャのナイフの使い方に関しては、回すことがメインになっているので、とにかく手になじませることを大事にしていて、収録が始まってからは、ずっとナイフと生活をともにしている感じです(笑)。でも、外で回しているわけにはいかないので、家の中で練習しているのですが…。家の中でも、家族や猫がいるとできないんです。ナイフが手から離れて、振り飛ばしたりしてしまうこともあるので、家の中でも一人で練習しています。少しずつですが、上達はしていますよ」
◆監督からの演技指導などは?
「衣装合わせの時まで、そもそもナターシャの衣装がシスターだということも知らなかったんです(笑)。クールでほとんど言葉を発することはなく、自分の立場を表現しないという意味では、“カッコ良く、印象に残るキャラクターという雰囲気”だと監督からうかがいました」
◆実際に演じられての感想は?
「まだ、瀬戸(康史)さん、橋本(環奈)さんとしかご一緒してなくて、これから三雲家の皆さんとの収録になるのですが、とにかく私は“何が起きているんだ?”みたいなパニック状態なんですよ(笑)。演じてみないと分からないですし、皆さんはシーズン2なので現場の雰囲気は必ず出来上がっていると思うんです。スタッフの皆さんとの団結力もです。その中に入って行くことへの緊張感があります。でも、その緊張感はある意味、私が演じるナターシャが持つべきものだと思うので、それをどう演技にいかしていけるか、楽しみにしています。また、これだけたくさんの方々が出演されていらっしゃると、いろいろな化学反応が起きると思います。演技は相手あってのことなので、私が予想する以上のことがたくさん起きそうなのも楽しみです」
◆ドラマを楽しみにしている視聴者へのメッセージ
「ナターシャというキャラクターは演じながらつかんでいくので、まだ“ここを見て!”ということは言えないのですが、ナイフさばきは、少しずつ上達しています(笑)。ナターシャは感情をほぼ出さないのですが、おそらくどこかでたまに少しだけ出たりすることもあるかな?と思うので、そんな表情を見つけていただきたいです。8話の一行だけのセリフは、どう言おうか?と、私も考えていますので、そこも楽しみにしていただきたいです」
<第7話(11月26日(木)放送)あらすじ>
ついに三雲華(深田恭子)と北条美雲(橋本環奈)が対決。華は美雲を倒して忘却スプレーで自分と会った記憶を消すことに成功する。しかし“Lの一族”が追い詰められていることに変わりはないと心配で仕方がない。それなのに尊(渡部篤郎)や悦子(小沢真珠)たちはどこふく風。美雲に自分たちのアジトを突き止められるわけがないと自信満々だ。
翌朝、職場にやって来た美雲に和馬が昨日の出来事について探りを入れると、美雲は覚えていないという。もちろんウソだ。彼女は忘却スプレーが体内に吸い込むのを防ぎ、記憶を維持していたのだ。そんな時、反社会組織の幹部が襲われた強盗殺人事件が発生。現場からは密輸した金塊が盗まれ、“Lの一族” のものとみられる犯行声明カードが残されていた。和馬と美雲は直ちに捜査を開始する。
その頃、本町小学校では学芸会の演目が『Lの一族』に決まり、杏(小畑乃々)は伝説の鍵師マツ(どんぐり)役を演じることになっていた。悪いことをする泥棒なんて演じたくないと泣き出す杏に、尊たちは“Lの一族”はダークヒーローで正義の味方なのだと教え出す。尊たちの話に目を輝かせる杏だったが、テレビから“Lの一族”が強盗殺人事件を犯したというニュースが流れてきて―。
強盗殺人事件を追う和馬と美雲は、事件に意外な“男”が絡んでいる事を知る。和馬たちが探し出した“男”は、殺害したのはナターシャ(太田莉菜)という殺し屋だと告げる。職務終了後、美雲は和馬の跡をつけていた。GPS発信器を和馬に取り付けることで、華たちが住むマンションを暴き出すつもりなのだ。そのとき、尊がボディーガードとして頼んでいた円城寺輝(大貫勇輔)が、美雲の前に現れて―。
第7話場面写真
番組情報
木曜劇場 『ルパンの娘』
フジテレビ系
第7話 2020年11月26日(木)後10時~10時54分
<出演者>
深田恭子、瀬戸康史、橋本環奈、小沢真珠、栗原類、どんぐり、藤岡弘、(特別出演)、松尾諭、大貫勇輔、信太昌之、マルシア、我修院達也、麿赤兒、渡部篤郎
原作:『ルパンの娘』『ルパンの帰還』『ホームズの娘』横関大(講談社文庫刊)
脚本:徳永友一
主題歌:『モス』 サカナクション(NF Records/Victor Entertainment)
プロデュース:稲葉直人
演出:武内英樹、洞功二 他
制作・著作:フジテレビ 第一制作室
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