年の差20歳の2人が繰り広げるおじキュン×ピュアラブな新婚生活を描く『年の差婚』で、究極の箱入り娘で、恋愛初心者のヒロイン・村上舞衣子を演じる葵わかなさん、20歳年上のバツイチ中年男子・花里晴海を演じる竹財輝之助さんにインタビュー。
◆20歳差の夫婦を演じられたお2人ですが、お互いの印象を教えてください。
葵:しっかりと恋愛ものをやるのは初めてなので、最初は不安でした…。竹財さんとは、廣木(隆一)監督と稲葉(博文)監督と一緒に4人で本読みをさせていただいた時に、初めてお会いしました。見た目と同じく、柔らかくフランクな方で、現場でどんなことが待ち受けているのか分からないながらも、竹財さんに頼らせてもらったら、乗り越えられるんだろうなと思いました。
竹財:わかなちゃんは、僕と実年齢が18歳違うんですが、本当に頼れる役者。落ち着いている雰囲気ですが、若さもあって。すごくキュンキュンさせられる舞衣子を演じていたね。
葵:はい、若いので(笑)。
竹財:(笑)。お芝居をやっていてとても楽しかったんですが、体力的には少し堪えるスケジュールで…。でも、毎日現場に行くのが楽しみでした。年下ですけど、現場では頼ってましたよ!
葵:そんな感じしなかったですよ!
竹財:本当? 頼りにしてたよ。任せようと思って(笑)。
◆舞衣子と晴海を演じるに当たって、取り組まれたことはありますか?
葵:原作に忠実にビジュアルを再現したいなと思ったので、監督と相談して、黒髪ロングだった髪を15~20センチくらい切って、人生で初めてブリーチをしました。漫画の1巻の表紙になっている舞衣子がとても印象的で、それと同じになるように近づけていったんですが、漫画の色味なので、現実でその髪色を出すのが難しくて、3回くらいヘアカラーを繰り返しました。
竹財:僕も普段から外見から役に入るので、今回も外見を合わせようと思って、髪を切りましたね。晴海に白髪があるんですが、切ったら白髪がなくなっちゃったんです。なので、足そうかと思ったんですけど、さすがにやりすぎかなと思って、やめました(笑)。あと、僕が歳より若く見られてしまうことが多いので、少し体重を落として、しわが出るようにしたり、晴海が毎日走ることが趣味なので、走ってみたりしました。
葵:役柄だと、舞衣子の猪突猛進な、エネルギーがみなぎっている感じを意識しました。人として、自分と近いものがあるなと思ったので、自分の性格に少しエネルギーをプラスして。舞衣子さんらしく晴海さんをいい意味で振り回していけるようなキャラクターになったと思います。
竹財:そんなわかなちゃんの演じる晴海を振り回す舞衣子に、敏感に反応できるようにしようと、考えてやっていました。僕は晴海みたいにパーフェクトな人間ではないので…。料理が好きなのと、体を動かすのが好きなところは似ているけど、晴海ほどやさしくはないですね(笑)。
◆楽しかったシーンや、キュンとしたシーンを教えてください。
葵:今回、廣木監督も稲葉監督もシーンの最初から最後までずっと撮りっぱなしの一連という撮り方をされる方たちだったので、間違えてしまったらどうしようという気持ちもあったのですが、だんだんクセになりました。2人で過ごすお家のシーンでは、会話のやりとりをしながら動いたり、2人の関係性がすごくリアルに見えると思うので、お家のシーンに注目してほしいです!
竹財:全部楽しかったな~。特に、第4話(21年1月12日放送)で晴海が舞衣子の失くしたお守りの代わりを作って置いておいたら、それを見た舞衣子がランニング中の晴海を追いかけてきてくれるシーンはすごくかわいかった。思わず、ずっと見てました(笑)。
葵:めっちゃ大変だったんですよ…。
竹財:すごく走ってたよね(笑)。
葵:あんなに走るとは思わなかった…。
竹財:一番キュンときたよ。すごくきれいなロケ地だったのもあって、いいシーンになるんじゃないかな。あの時の舞衣子は、幹線道路を挟んで対岸で、ぴょんぴょん跳ねながら、大きな声で叫ぶんですけど、かわいさのあまり、思わずせりふを忘れそうになりました(笑)。
葵:本当は「晴海さんありがとう」というせりふだけだったんですけど、監督がせりふを足してくださって、いろいろ言ってました(笑)。でも、走る距離が長かったんですよ(苦笑)。廣木組はそんな走らせないからって(竹財さんが)おっしゃっていたんで、大丈夫かなと思っていたら、めちゃめちゃ走って。息も絶え絶えになりながら、走るのが遅いので必死でした…。晴海さんのすてきなところは、話を聞いてくれるところ。舞衣子がいろんなことを晴海さんに報告だったり、相談だったりするシーンがたくさんあって。舞衣子がわーわーと話して、晴海さんが「そうなんだ」「大丈夫だよ」と言ってくれるところに、受け止められる懐の大きさを感じますし、年の差ならではなのかなと思います。
◆竹財さんはキュンとさせようという意識はありましたか?
竹財:全く(苦笑)。理想の男性だと思うので、みんな憧れてくれるんですかね? 出来すぎだろうって思うんじゃないかな?
葵:ドラマですから!
竹財:それを言ったら何もならないよ(笑)。
葵:ドラマだから、キラキラってしている感じがいいんじゃないかなと思いますよ?
竹財:監督と照明さんが頑張ってくれたので、たぶんキラキラしていると思います(笑)。
PROFILE
葵わかな
●あおい・わかな…1998年6月30日生まれ。神奈川県出身。『WOWOWオリジナルドラマ 世にも奇妙な君物語』『WOWOW ドラマW インフルエンス』が待機中。
竹財輝之助
●たけざい・てるのすけ…1980年4月7日生まれ。熊本県出身。土曜ドラマ『ノースライト』が放送中。「劇場版ポルノグラファー~プレイバック~」が待機中。
番組情報
MBS/TBSドラマイズム『年の差婚』
2020年12月15日(火)スタート
MBS
毎週火曜 深0・59~
TBS
毎週火曜 深1・28~
(初回は深1・38~)
原作:中間淳生『年の差婚』(めちゃコミックオリジナル)
出演:葵わかな 竹財輝之助
松本若菜 小野寺晃良 吉野北人/河井青葉 徳井優 吹越満
監督:廣木隆一 稲葉博文
脚本:ねじめ彩木 松井香奈
制作プロダクション:ダブル・フィールド
製作:「年の差婚」製作委員会・MBS
<あらすじ>
全く男に縁がなかった超箱入り娘の24歳の村上舞衣子(葵わかな)は、父親の村上源一郎(吹越満)の薦めで44歳バツイチの花里晴海(竹財輝之助)とお見合いすることに。気乗りのしない舞衣子だったが、会ってみれば大人の雰囲気を漂わせるステキな晴海がいて…。
一方晴海は、大事な取引先の社長の娘ということで、1度会って断るつもりだった…というか断られると思っていた。
想像を超えてくる舞衣子に終始振り回されっぱなしの晴海だが、彼女の真っすぐなところや潔くて凛々しいところにひかれ、3回目のデートで彼女から渡された、記入済みの婚姻届けを受け取り、超スピード婚。
ところが、晴海の元嫁・美雪(松本若菜)やはとこの理音(小野寺晃良)、イケメンデザイナーで舞衣子の同級生のショーン・一ノ瀬(吉野北人)といった個性豊かな恋敵の登場で、舞衣子×晴海の前にさまざまな試練が…。20歳差の2人はどう乗り越えていくのか。
ドラマ公式Twitter:@toshinosakon
ドラマ公式Instagram: toshinosakon_mbs
公式HP:https://www.mbs.jp/toshinosakon/
©「年の差婚」 製作委員会・MBS