自身が主催する「7ORDER RECORDS」からリリースを続けていた彼らが、1月13日(水)に1stアルバム「ONE」をメジャーリリース! さらに同日から東京・日本武道館、大阪・オリックス劇場でのライブツアー「WE ARE ONE」もスタート。2021年、最高のスタートダッシュを切る7人からのメッセージをお届けします。
◆1stアルバム完成、おめでとうございます!
全員:ありがとうございます!
安井謙太郎:アルバムを作ったというよりは、これまでの活動の中で作ってきた曲を集めた形なので、積み上げてきた感じに近いですね。
萩谷慧悟:昨年7月にDIGITAL SHOW「UNORDER」をやってから、ファンの方から「音源をしっかり聴きたい」っていう声をたくさん頂いて。それに応えることができたのはうれしいですね。
安井:ただその分、曲順はかなり悩みましたね。
森田美勇人:どうしてもライブっぽくなっちゃう問題が出てきて。
安井:ライブのセットリストが自分たちの中ではベストだったから。かといってそのまま収録するのも違うし…。さなぴー(真田)が曲名を書いた付せんを用意してくれて、それをみんなで並び替えては音源を聴き…を繰り返して、ああでもないこうでもないって言い合ってました。
阿部顕嵐:むしろ、1年の活動で悩むほどの曲数があることにも驚いたな。
真田佑馬:確かに。曲順にこれほど悩むとは! 何せ「ライブでこういう曲がやりたい」って作ってきた曲の集まりであって、1年のベスト盤みたいなものだから本当に難しかったよね。
萩谷:そうやって作ってきた曲だから、いい意味でテーマや統一性がなくて。だからタイトルも結構考えたよね。
諸星翔希:これはたまたまだけど、去年発売した写真集が「WE ARE」で、アルバムが「ONE」。そしてライブツアーが「WE ARE ONE」と、結果的にすごく収まりがよくなった(笑)。
森田:「あれ…これ、つながるっぽくない?」みたいなね(笑)。
安井:実はめちゃくちゃ後付けだけど、今の時代にもピッタリだし、最初から「WE ARE ONE」を見据えてたって思ってもらえるなら、その方がカッコいいなって(笑)。
阿部:ここで暴露しちゃったけどね(笑)。
長妻怜央:でも、我ながらいいよね。「WE ARE ONE」って!
安井:え、今!?(笑)
森田:うん、いい。俺もそう思ってた!
安井:だから、今!?(笑)
萩谷:よかったよ、この取材があって。2人がいいって思ってるのが分かったから(笑)。
安井:根本の話になるけど、曲や曲順、そしてタイトルと全て自分たちが話し合って決められたことは本当にうれしいよね。その1つひとつに魂が込められたから。あと、うちには顕嵐という“タイトル番長”がいるから心強い。「WE ARE」はまさに顕嵐が提案してくれて。
阿部:あくまで提案で、みんなで話し合ってはいるけど。それに「ONE」の発案は…。
安井:あ、俺だ。何かごめん(笑)。
全員:(爆笑)
諸星:今、「タイトル番長がいて…」の振りからオチまで完璧だったね(笑)。
安井:違うの、狙ってたわけじゃないんだけどそうなっちゃった(笑)。
真田:ジャケット写真も自分たちでイメージを伝えたんだよね。
安井:そう。そこにプロの方が俺たちにはないアイデアで背景を考えてくださって。
萩谷:20案くらいあった中から選ばせてもらって。
阿部:色味、ひもの柄の有無や色もいろんなパターン違いをズラーッと並べて、ここでもみんなで話し合って。
森田:最終的には、感性というか感覚で決めたけど。
阿部:そう。「これとこれ、どっち?」って2択を繰り返していく形で。普通こういう時って意見が分かれるのに、この時は数人の意見が集中したから。
萩谷:珍しいことだよね。だから何かひかれるものもがあったんだと思う。
安井:うれしかったのが、デザインチームが案をくれる時に“なぜこういうデザインにしたか”の説明を付けてくれて。より気持ちが伝わってきたこと。
長妻:それを知ることで、俺たちも気持ちを乗っけられるし。
阿部:いろんな思いがあるけど、露骨に表現してない感じもまたいい!
安井:そうなんだよ。音楽もそうだけど、感じるって大事だなって。
真田:ジャケットでいえば、自分たちの表情も“全力でカッコつけてない”ところがいいよね。
真田以外:(口々に)これはなかなかだよ(笑)。
安井:見て分かるとおり、撮影がめちゃくちゃ楽しくて。後半は“撮られてる感”がなくなって、美勇人がアントニオ猪木さんの顔マネをしたタイミングの写真が使われるっていう(笑)。
森田:そうそう。俺、メジャーリリース1発目にして猪木さん顔っていう(笑)。
長妻:この顕嵐さん、すごくないっすか!? 顔プシュッてしたのにこの表情!(笑)
全員:(爆笑)
阿部:俺が美勇人さんの分まで決めたのよ(笑)。
安井:俺、覚えてるの。「これ使われないだろうな」ってみんな思いながら純粋に撮影を楽しんだ時の1枚で。ジャケット候補のリストにこの写真が入ってた時に、「…え?」って戸惑った(笑)。
森田:いや、それは俺が一番思ったよ(笑)。「これでいくんだな」って腹くくった。
安井:みんな覚悟を決めて「OK! これでいこう!」って。
萩谷:でもこの抜けてる感じ、いいよ。好きだよ。
諸星:撮影中「走って! 崩れて! 引っ張って! つぶして!」とか不思議な指示ばかりだったからね(笑)。
真田:おかげでパワーのある写真になったなと思う。CDに封入されるブックレットもすごくいいからぜひ見てほしい。
安井:詳しくは言えないけど、ジャケットの美勇人みたいに“これ使われないよねパターン”で撮ったながつ(長妻)の写真が入ってるから。
長妻:そうね、そうね(笑)。
真田:その顔と曲のタイトルのバランスを見てほしい。びっくりするほど違うから(笑)。
安井:そういう遊びも楽しんでもらえたら。
◆決め顔はないんですか…?
諸星:ないです!(きっぱり)
安井:撮影の時に撮ったはずなのに、ジャケットやブックレットに使用する写真の候補として送られてきた写真のセレクトには1枚も入ってなかったから(笑)。
阿部:あ、沖縄に行った時のオフショットの中には決めてる写真があった気がする。
萩谷:オフショットが一番の決め顔っていうのが俺たちらしいね。
諸星:激しめの写真が多くて、ある意味俺たちも完成が楽しみだもん。
森田:本当に楽しみ。CDショップに自分たちのアルバムが並ぶのも楽しみだよ。
安井:そうだね。そこで本当にアルバムが出たんだなって実感するのかも。
長妻:店舗に並ぶと、これが皆さんの手元にいくんだって実感できるのかも。舞台もそうでしょ。同じステージに立っていても、リハではなく本番でお客さんを前にして初めて届けられてるって感じるのと一緒。
萩谷:舞台でいう本番が、CDだと店頭に並ぶってことだ。
長妻:そうそうそう。
◆CD発売とともに、ワンマンライブも行われますね。
真田:現段階で言えることは「てんこ盛り」ってことですね。これでもかってくらいのものを詰め込んでます。
萩谷:そして、俺たちがめちゃくちゃ動きますね。
安井:今回は振付師の方もいるので、「これやってみよう」って提案してくれることは積極的に取り入れるようにして。自分たちだけだと、しんどさに負けて“ここのダンスは抜こう”みたいなことになるかもしれないけど、そうはいかない(笑)。
真田:スタッフにスーパーマンが加わった感じ(笑)。
萩谷:だって、リハが部活をやってるみたいな感覚だもん。
森田:本当に、そんな感じになってるね(笑)。
安井:この間みんなで休憩中にコンビニに行った時、リハ場に帰ってきたらみんな手にサラダチキンを持ってたのには笑ったけど(笑)。
全員:(爆笑)
諸星:普段なら絶対にやらないだろみたいなメンバーも含め、みんな急にそのモードに入ってて。「どうした!?」って思って見てるよ(笑)。
森田:もう体が耐えられないのよ。だから耐えられる体を作らないとって。
安井:それも含め、新しい挑戦ができるのもありがたいことだよ。
真田:うん。きっとツアーが始まるころには、全員の体がいい感じに仕上がってるかも。
安井:それか、ガリガリに痩せてるか(笑)。
森田:そしたら「(体つくりに)失敗したんだ…」って優しい目で見てほしい(笑)。