若葉竜也「“あと一歩だけでいいから前に出てみようかな”と思ってもらえたら」連続テレビ小説『おちょやん』

ドラマ
2021年01月28日

現在放送中の連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合ほか)で、鶴亀撮影所の助監督・小暮真治役を演じる若葉竜也さん。撮影所の大部屋女優となったものの、先輩たちから嫌がらせを受け、居場所のない日々を過ごす千代(杉咲花)を親切に見守る存在だ。そんな彼の優しさにハマる人が続出し、SNS上では“小暮沼”と話題になっている。果たして、若葉は自身が演じる小暮のことをどう思っているのだろうか。

◆『おちょやん』に出演することが決まった時の感想を教えてください。

オファーを頂いて台本を読んだ時、「あ、面白い」とシンプルに興味を持ちました。そして、最初に演出の方にお会いした時に「今までの“朝ドラ”とは少し違う空気感を作ってほしい」とおっしゃられて。プレッシャーも感じましたが、小暮のフラットさみたいなものが視聴者の皆さんに新鮮に映ればいいなと思いました。

◆自身の役柄についての印象や演じる上で楽しんでいることは?

小暮は千代ちゃんが大部屋女優になる撮影所の助監督で、なんか変なヤツなんですよね(笑)。カッコよくないし、情けないというか。でも僕はそれがすごく好きだし、彼の最大の魅力だと思っていて。その人間らしさをどうにか体現したいと思いながら演じていました。
千代ちゃんに対して表裏のない本音を伝えるのは、彼女のことをすごく信頼しているからこそ。ここまでピュアに人と接するのは勇気がいるんじゃないかな。僕自身、目の前にもし小暮がいたら、そんな真っすぐな目で見ないでくれって感じるでしょうね(笑)。

◆千代役・杉咲花さんの印象は?

千代役の杉咲さんは、現場にいるだけでその場の空気が明るくなります。俳優さんの中には、主役だから明るくしなきゃ! と、どこか無理をしているのが見えてしまい心配になってしまう方もいますが、杉咲さんにはそういう違和感がありません。こんなにキュートな人がいるんだなと思いました。

◆放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

良い作品にするために、誰もが“諦めずにもう一歩前に出る”という熱意で日々の撮影を積み重ねています。なので、たった1人でも“あと一歩だけでいいから前に出てみようかな”と思ってもらえたら大成功じゃないかなと。このドラマはすべてが見どころですし、物語が“点”ではなく“線”でつながるように描かれています。視聴者のみなさんにも好きなシーンを見つけてもらえたらうれしいです。

番組情報

連続テレビ小説『おちょやん』
NHK総合ほか
毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

WEB

番組公式HP:https://www.nhk.or.jp/ochoyan/
番組公式Twitter:https://twitter.com/asadora_bk_nhk

©NHK

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