【インタビュー】「先輩と彼女」が実写映画化!志尊淳×芳根京子×梨里杏インタビュー

特集・インタビュー
2015年04月06日

南波あつこ作の人気漫画「先輩と彼女」(講談社)が実写映画化。主人公・美野原圭吾役を志尊淳、圭吾に一途な思いを寄せる後輩・都築りか役を芳根京子、圭吾の憧れの先輩でりかの恋敵・沖田葵役を梨里杏が演じる。片思い女子の永遠のバイブルとも呼ばれる本作で、恋に揺れる3人を演じた彼らに、今の思いを聞いた。

映画「先輩と彼女」場面写真

――原作を読んでいかがでしたか。

志尊:今まで少女漫画を読んだことが無かったので、正直、女性がキュンとするポイントを不思議に思ったのが最初の印象でした。でも主観的に見てみたら、現実味があるし、すごくキラキラした世界観だなと感じましたね。

芳根:すごく切なくて、キュンキュンして、片思いってこんなにつらいものなんだなってことを改めて感じましたね。りかを応援したくなる気持ちになりました。

梨里杏:(原作に描かれているのは)私の学生生活にはなかったキラキラした青春で、うらやましくなりましたね(笑)。ヒロインの恋敵、演じ甲斐があるなと気合が入りました。

映画「先輩と彼女」場面写真

――演じている役柄について教えてください。

志尊:少女漫画の主人公の男の子って、学校のヒーローで誰からもモテて、運動も勉強もできるかっこいい子というイメージでしたが、圭吾はそれよりも等身大の高校生に近いんと感じました。葵先輩のことを一途に思っていて、でも上手くいかない。そんなときに年下の子から思いを寄せられて…そこで起こる感情の揺らぎや繊細さが描かれているんです。その中で、少女漫画ならではのきざなせりふも結構決めていて(笑)。そこのめりはりをナチュラルに演じるのは、やりがいがありましたね。

芳根:りかは素直でまっすぐ、おっちょこちょいなところもあるかわいい女の子。初めは親友の木綿子(水谷果穂)の支えがないと立っていられないような子なんですが、みの先輩に出会い、恋をして、最後は自分の足だけでちゃんと立てるようになる。そういう成長を見ている皆さんに応援してもらえるといいなと思います。

梨里杏:葵さんはみんなからの憧れであり、キラキラした存在。でもそんな葵さんにも悩みや人間らしい部分がすごくあるんです。その2面性を見せられたらと思いますね。

――トッキュウジャーで共演していたお2人は、この共演について、どう思いましたか?

志尊:トッキュウジャーで作り上げた関係性があったから、今回の役を演じやすかったというのがあったと思います。でも、ずっと共演していた人が僕の憧れの先輩役というのは、やっぱり照れはありましたね(笑)。ファンの皆さんもびっくりする部分でもあるとは思うんですが、それはまた違った作品として、僕たちが役として生きている姿を見ていただけるとうれしいです。

梨里杏:志尊君は実際に私よりも年下ですが、トッキュウジャーでは引っ張ってくれる存在だったのでこれまでは同い年という感覚で接していたんです。だから後輩役で共演というのを聞いたときは、すごく新鮮に感じましたね。(共演する中で)みの(志尊)のことを可愛いなと思える瞬間とかもあったりして、普段は見られない顔が見られたのがすごく面白かったです。

映画「先輩と彼女」場面写真

――最後に、見てくれる方にメッセージを。

志尊:もちろん原作を踏まえた上で、僕たちにしかできない作品作りをしようという目標を掲げて作ってきました。原作の雰囲気も楽しんでもらいつつ、1つのラブストーリーとして作品を楽しんでもらえればと思います。壁ドン、キスシーン、顎クイなど、見どころも満載だと思いますし、見てくださる方が、りかや葵に感情移入する際のいい引き立て役になれたかなと思いますので、ぜひご覧ください。

芳根:この作品には、キラキラがいっぱい詰まっています。この映画を見て、恋っていいな、恋したいなと思っていただけたらうれしいですし、友達や好きな人と見ていただいて、感想を言いあっていただけたらうれしいです。

梨里杏:高校生ならではの恋愛というのがこの作品の見どころ。りかちゃんが、みのを大好きだというまっすぐな気持ちや、好きな人にぶつかる勇気を見せてくれる作品なので、そちらにも注目してください。

 

作品情報

映画「先輩と彼女」場面写真

映画「先輩と彼女」
今秋公開予定

出演:志尊淳 芳根京子 梨里杏 戸塚純貴 水谷果穂 ほか
原作:南波あつこ『先輩と彼女』(講談社「別冊フレンド」
脚本:和田清人
監督:池田千尋

(C)「先輩と彼女」製作委員会

 

原作漫画情報

『先輩と彼女』コミック表紙

『先輩と彼女』
作者:南波あつこ
連載期間:別冊フレンド2004年9月号~2005年4月号
漫画全2巻/小説版全1巻 絶賛発売中!

(C)南波あつこ/講談社


●取材/寺田渓音

 

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