俳優の阿部サダヲが、長瀬智也主演の金曜ドラマ『俺の家の話』(TBS系)の第6話(2月26日(金)後10・00~10・54)にゲスト出演することが分かった。
本作は、主演・長瀬智也と脚本・宮藤官九郎が11年ぶりにタッグを組む、濃すぎる家族が織り成す王道のホームドラマ。長瀬演じるピークを過ぎたプロレスラーが、能楽の人間国宝である父・寿三郎(西田敏行)の介護のために現役を引退し、名家の大黒柱として、次々と一家に降りかかる困難に立ち向かう。そして謎の女性介護ヘルパー・さくら(戸田恵梨香)を巻き込みながら、家族と一致団結し、一家をまとめていくというストーリーだ。
宮藤作品の常連である阿部は、2月26日放送の第6話のキーマンとして登場。演じるのは、カラオケビデオ出身俳優4人で結成し、各地のスーパー銭湯をまわるムード歌謡グループ「潤 沢」のメンバー・たかっし。そのハイテンションな演技で、伝統を重んじてきた観山家の後継者陣に強い影響を与える。
阿部は、宮藤が脚本を担当した『池袋ウエストゲートパーク』(2000年)に出演し、主演を務めた長瀬と共演。以降も『タイガー&ドラゴン』(2005年)、映画「真夜中の弥次さん喜多さん」(2005年)で、長瀬×宮藤×阿部の強力タッグを組んできた。この3人がひとつの作品でコラボするのは16年ぶりとなる。
阿部は劇中でムード歌謡グループのメインボーカルとして歌声も披露。宮藤もメンバーであるバンド「グループ魂」でボーカルを務め、『第56回NHK紅白歌合戦』(2005年)に出場している阿部の歌唱シーンにも注目だ。
阿部サダヲ コメント
今回長瀬君とご一緒して、こんな俳優っていないなぁってあらためて思いました。僕が初めてテレビドラマでレギュラー出演させてもらった時も主役は長瀬君でした。その時からずっとなのですが、この人が役に入ると「やばい、殺される!」って思う瞬間があるんです(笑)。『池袋ウエストゲートパーク』の時も『タイガー&ドラゴン』の時もそう、でも不思議とそれが気持ちいい。なかなかないんですお芝居しててそんな事。
久しぶりにあの恐怖が味わえてうれしかったです! 僕がケンカを売らなきゃいけない役なんですけど、肩をまわしながら迫って来る寿一が怖くて思わず笑顔で返してたら監督に直されて(笑)。
撮影が終わるといつも思います。こんなすてきな俳優っていないなぁと…本当に貴重な存在です!!
西田さんとも久しぶりに共演できてうれしかったです!!
そして能とは違う形で観山家の方たちと舞台に立つ事ができました!! ぜひ!! ご覧ください。
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