GReeeeNが、TBSの「東日本大震災10年 つなぐ、つながるプロジェクト」のテーマソングを手掛けることが決定した。
GReeeeNは福島県で結成された4人組ボーカルグループ。メンバー全員が歯科医師免許を持ち、医療と音楽活動の両立のため顔を伏せて活動している。
リーダーのHIDEは、東日本大震災の翌月から歯科医として相馬市で遺体の身元確認のための検視にあたった。津波で亡くなった被災者の遺体を検視する医師が不足しているという貼り紙を見て、手をあげたという。今もまだ東北の人々の闘いは続くなか、GReeeeNは被災地の人々の想いをこめ、テーマソングを書き下ろした。
プロジェクトの皮切りは、3月6日(土)放送の特別番組『東日本大震災10年「つなぐ、つながる」スペシャル』(仮)。MCは『Nスタ』でメインキャスターを務める井上貴博TBSアナウンサーとホラン千秋、『news23』でメインキャスターを務める小川彩佳の3人。そして、東北に寄り添い続けたサンドウィッチマンが、10年前に被災地で出会った少女の壮絶な経験と運命的な出会い、そして10年の歩みを伝える。
また、民放他系列や、NHKからも映像提供を受け“黒くて重い”津波を徹底検証。さらに、被災地を見つめ続けてきた記者の視点から、懸命に前を向こうと闘ってきた「不屈の人々」の10年の物語を紡いでいく。
続く3月6日(土)放送の『報道特集』、3月7日(日)放送の『サンデーモーニング』でも、あらためて浮き彫りとなっている問題にクローズアップした特集コーナーを放送する。
3月8日(月)からは『JNNニュース』『Nスタ』『news23』で、当時の貴重映像や“あの日”から10年たった今の被災地をTBSの報道キャスタ―総出演で送る。
そして3月11日(木)放送の『Nスタスペシャル・東日本大震災10年』(仮)では、震災で壮絶な経験をした子供たちがどう生き抜いてきたか、また、被災から立ち上がりコロナ禍でも挑戦し続ける生産者たちの生き様を追う。あの日の後2・46から10年という節目に、前向きに生きる人々の想いをつなぐ。
これら全ての番組にGReeeeNによるテーマソングが使用され、被災地だけでなく、全ての人にエールを送る。
GReeeeN コメント
あの震災から10年という時がたとうとしています。
復興へと続くこれまでの道程の中で、一日一日を過ごされた方々の想いに心を寄せ、震災当時、福島で過ごしていた僕たちから、未来に向かって、『東日本大震災10年「つなぐ、つながる」プロジェクト テーマソング』をお届けできればと思っています。
厳しい冬を越えて、百の花が芽吹く。
百花繚乱。
いくとせかの日、春の訪れを待ちわびて、
やがてひらく蕾のように。
GReeeeN