80年代に大ヒットしたエディ・マーフィ主演の映画「星の王子 ニューヨークへ行く」の続編が誕生! 吹き替えを担当するのはおなじみ山寺宏一。新キャラとなるイジ―将軍(ウェズリー・スナイプス)演じる江原正士と共に、吹き替え声優のレジェンド2人による、夢の対談を前編・後編に分けてお届けします!
◆30年以上の時を経て、あの「星の王子 ニューヨークへ行く」が帰ってきます!
山寺:僕は大好きな作品でしたので、本当にうれしかったです。前作の「1」には2回ほど関わらせていただいているんですよ。最初は相棒であるセミ役のアーセニオ・ホールの吹き替えを担当し、その数年後に念願のアキーム王子(エディ・マーフィ)を演じさせてもらいました。それだけに作品への思い入れも深くて。また、個人的に前作を撮られたジョン・ランディス監督の大ファンですからね。“最近、「星の王子」のようなコメディ映画ってないなぁ”と思っていたら、まさかの32年ぶりの続編で。監督は変わりましたが、またこうした映画が生まれたことに喜びを感じました。
江原:僕は最初に続編ができると聞いて驚きました。“えっ、相当前の作品の続編だよね!?”って。しかも、今回もエディ・マーフィは主人公のアキーム王子以外にいろんな役を演じていて。以前、「ナッティ・プロフェッサー」(1996年)の吹き替えを僕が担当した時もたくさんの声を演じたので、本当に好きなんだなと思いましたね(笑)。それだけに、今回アキーム王子の声を担当する人は大変だろうなと思っていたら、まさかの山寺さんでした(笑)。
山寺:むしろ僕は、“アキーム王子が回ってこなかったら嫌だなぁ、悲しいなぁ”と思っていたので、声をかけていただけて本当によかったです。もちろん、江原さんがエディ・マーフィで、僕がウェズリー・スナイプスだったとしても一生懸命やりましたけどね(笑)。
※2人はお互いエディ・マーフィとウェズリー・スナイプスの吹き替えを過去に何度も担当