3月14日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 後11・00~11・30)に、漫才師・和牛が登場する。
若手漫才の日本一を決めるお笑いコンテスト『M-1グランプリ』。そのタイトルを手にすれば、テレビなどのエンタメ業界で一気にスターダムにのし上がれるため、多くの漫才師にとって目標の一つになっている。
この戦いで、毎年のように優勝候補と目されながらも、そのタイトルを逃し続けてきたのが、ボケの水田信二、ツッコミの川西賢志郎による2人組の漫才コンビ・和牛だ。そんな彼らはおととし、出場資格を2年残したまま突如、“M-1卒業”を宣言。2人は「4分の漫才の大会に出ないだけで、面白い漫才をやることは変わらない」と飄々と話す。
今や芸人の活躍の場は、テレビやラジオだけでなく、YouTubeや海外進出など多岐にわたる。誰にどうやって自らの笑いを感じてもらいたいのか。和牛が選んだ答えは「漫才師として舞台を第一にすること」だった。いま2人はテレビやラジオのレギュラーを抱えながらも、1年間で500ステージをこなしている。
番組では「面白い漫才」をとことん追求する2人の日々を取材。例えば、舞台直前。客席のお客さんの年齢層や男女比、団体客の有無などいくつもの要素を細かくチェックする。そして、そのときにベストのネタを披露し、ネタが終わるや否やネタの反省を始める。「和牛さんほどネタにストイックな人はいないです」と後輩たちも口をそろえる。
「テレビは番組側のやりたいことが決まっている。それは自分たちには合わないと思った」と、自らの笑いに妥協しない強い信念を素直に語る場面も。
また、水田・川西それぞれが自身の“笑いのルーツ”と語る場所を訪れたり、新ネタを作る様子などを追い、ブレない“漫才師”としての生き様に迫っていく。
<漫才師/和牛 プロフィール>
2006年コンビ結成。ボケ・水田信二(40)は愛媛県、ツッコミ・川西賢志郎(37)は大阪府出身。調理師免許を持つ水田の“料理キャラ”で徐々に人気に火が付くと、2010年代はネタで一気にブレーク。『M-1グランプリ』では2015年以降、5年連続決勝進出、3年連続準優勝の記録を残す。現在は多数のテレビレギュラーの他に、ラジオ、エッセイの連載などを抱えながら、年間500ステージをこなしている。
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