【#今旬コレクション】吉川愛「コンプレックスだった声。でも声優に挑戦して考え方が変わりました」

特集・インタビュー
#今旬コレクション
2021年03月22日

【#今旬コレクション】吉川愛

テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」が2021年からスタート。WEB版では、本誌に収まり切らなかったエピソードを、スペシャル動画も交えて紹介します。第2回は、ディズニー映画最新作「ラーヤと龍の王国」で声優に初挑戦した吉川愛さんが登場です!

◆「ラーヤと龍の王国」のオーディションを振り返って、印象的だったエピソードは?

普段とは違ったオーディションで「声優さんはこういう風にやるんだよ」などと、台本の持ち方から発声にいたるまで細かく教えていただいたんです。オーディションというよりは、リハーサルやレッスンのような感じでじっくりと基礎を学ぶことができたので、こんなオーディションってあるんだ!とビックリしました。実際にせりふを読む時は、すごく緊張してしまい、低めの声にしようとしていた部分も高くなってしまって。「あ~もう失敗ばっかりだ~」と思っていたんですが、スタッフの方が「リラックスしてやれば大丈夫」と言ってくださったおかげで、言葉で緊張がほぐれて、なんとか無事に終えることができました。

◆演技とは異なる部分も多かったと思うのですが、特に違いを感じた部分や難しさを感じた部分はありましたか?

声優に挑戦するのは今回が初めてだったので、さまざまな感情を声だけで表現するのはものすごく難しかったです。オーディションの時に教えていただいた発声練習を本番まで毎日やり続けた上で、アフレコ当日の朝も家で練習をしてから臨んだのですが、あらためて声優さんのお仕事の大変さを実感しました。普段私はずっと「い」と言う時の口の状態でしゃべれてしまうので、口をあまり大きく動かすことはないのですが、台本を読む時にいつも以上にオーバーに口を動かすことを意識してやっていたので、表情筋もかなり鍛えられました!

◆今回声優を務めるにあたって参考にした作品はありましたか?

なかったです。逆にヒントがあるとそれに寄せてしまいそうな気がしたので、あまり意識はせず、自分なりに表現するように心がけました。

【#今旬コレクション】吉川愛

◆もともとディズニー作品が好きでよく見られていたそうですが、中でも特に好きな作品をあげるとしたら?

「ベイマックス」と「モンスターズインク」が特に好きで、何十回も見ているぐらい気に入っています。1つ1つのキャラクターに癒やされますし、「現実世界にもこんなにかわいい子たちがいたらいいのにな」「こんな世界だったらいいのに…」と自分がその世界の中に入ったかのような気持ちで毎回楽しく見ています。

◆では、プライベートではまっていることや休日の過ごし方を教えて下さい。

最近はアニメやYouTubeを見ることにはまっています。休日はゲームをしたり、愛犬の世話をしたりと、充実したおうち時間を過ごしております(笑)。

◆今回声優に初挑戦されて、さらに活躍の幅が広がったように思いますが、今後新たに挑戦したいことはありますか?

正直、声は自分のコンプレックスのひとつだったんですが、今回声優に初挑戦させていただいたことで、また声だけのお仕事もやってみたいなと思いました。女優としては、お芝居を通して「この役面白いな」「こんな役もあるんだな」と、自分自身がハッとさせられるような役をたくさん演じられたらいいなと思います。

【#今旬コレクション】吉川愛

PROFILE

●よしかわ・あい…1999年10月28日生まれ。東京都出身。B型。連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合ほか)に出演。映画「ハニーレモンソーダ」が7月9日(金)公開。

作品情報

「ラーヤと龍の王国」

「ラーヤと龍の王国」
映画館 and ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中
※プレミア アクセスは追加支払いが必要です

<STAFF&CAST>
監督:ドン・ホール、カルロス・ロペス・エストラーダ
脚本:キュイ・グエン、アデル・リム
声:ケリー・マリー・トラン(吉川愛)、オークワフィナ(高乃麗)、ダニエル・デイ・キム(森川智之)ほか

<あらすじ>
龍の王国“クマンドラ”では、かつて聖なる龍に守られながら人々が平和に暮らしていた。しかし、邪悪な魔物が表れ、龍たちは犠牲となり、残された人々は信じ合う心を失ってしまう。ラーヤは世界を救うため、カギとなる“最後の龍”を探す旅に出る。

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●photo/干川 修 text/星野彩乃 styling/森田晃嘉 hair&make-up/窪田健吾(aiutare)

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