4月30日(金)放送の『千原ジュニアの座王』(カンテレ/関西ローカル)で “ミスター座王”こと笑い飯・西田幸治が前人未到の200勝を達成する。
『座王』は、漫才やコント、ピン芸、歌ネタなどの作り込んだネタではなく、その場で思いついた即興ネタを競い合う“お笑い十種競技”。今回は、ずん・飯尾和樹、笑い飯・西田幸治、女と男・市川、もう中学生、R藤本、フルーツポンチ・村上健志、フォーリンラブ・バービー、コロコロチキチキペッパーズ・ナダル、初登場のエルフ・荒川とはるの10人が集結。審査委員長はケンドーコバヤシが務める。
西田は2017年10月28日の第1回放送で4勝して初代座王になったのを皮切りに勝ち星を重ね続け、2019年9月21日の放送で100勝を達成。今年3月6日の放送回では、200勝まであと5勝に迫っていたが、その後3回の出演で苦戦を強いられ、この日の収録を通算成績199勝26敗、優勝回数42回で迎えていた。
収録冒頭、西田は「達成する、達成するというのが何回も続いてぜんぜんできていないので。あと1勝だけなので、ぜひ市川先生と!」とこれまで1勝もしていない女と男・市川をチラリと獲物を見る目つきで眺めていた。
そして、この日見事200勝を達成した西田には、スタッフからお祝いボードとともに、金の刺しゅうで背中に200と書かれた総製作費20万円の特注ブラックビブスが贈られた。
収録後、西田は「ずっと今回達成できそうだっていうのが何回も続いていたので…、達成できて“うわー、よかった”っていう感じです」と安堵した様子。そして「前々回くらいからスタッフが何か用意してくれている感じがあったので。なんか見えへんように運びこんでたなみたいなのが…」と王手を懸けてすぐに達成した100勝目とはまた違うプレッシャーがかかっていたことを明かすと、贈られた特注ビブスについては「黒色と知っていれば、下に黒いズボンはいてこなかったのに」とおしゃれな一面も見せた。
200勝を達成したことについては「毎回必死に戦っていて、気づいたらこんな数になっていたみたいなところがあるので、それだけ試合してきたのかと思います」と振り返り、「“バガボンド”っていう宮本武蔵の漫画で、吉岡道場の門下生が襲ってくるのを延々と斬りふせるところがあるんですけど。あれの感じですね。何をしてるのか、もう自分でもよく分かっていないぐらいの。ひょっとしたらもう死んでいるんじゃないかって…」と語った。
また、これまでで一番印象に残っているお題については、2018年6月18日放送の大喜利のお題“広瀬すずをカッコよく振ってください”を挙げ、「自分の答えでいいのが出たっていうので覚えています」とその理由を語った。
いっぽう、苦しかった勝負については、今年4月2日放送の決勝戦でぼる塾・きりやはるかと2度のドローを挟んで勝利したギャグ対決を挙げ「あの子が結構不思議な雰囲気を出すので、あの時はどうやって戦おうかと思って結構しんどかったですね」と、座王の鬼も新時代のギャグは苦手なことが明らかになった。
そして、今後の目標については「300勝って言いたいのですけど、ちょっとしんどいなって…」と本音をもらしつつも、「番組が続く限り出していただきたいですね」とアピール。
『M-1グランプリ』『R-1グランプリ』『キングオブコント』『THE W』の王者らが集い、初の全国ネットとして進出する『笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王』(5月4日(火)後11・00~/カンテレ・フジテレビ系全国ネット)についての意気込みを聞くと、「東京で収録なので、普段大阪までちょっと来れない忙しい方も参加できてメンバーが豪華なので、恐いですね。でもそこを制してこそという気持ちはあります。と言ってて一発目で負けるかも分からないです、ほんとに。それならそれでみたいな感じですね」と冷静ながらも秘めた闘志を見せた。
最後に西田は「相手によってはまだ簡単に負けるので、そんなあんまりすごいと思って見んといてください。ぜんぜんフルーツポンチ・村上なんかに負けることあると思いますから」と視聴者にメッセージを送った。
『千原ジュニアの座王』
カンテレ(関西ローカル)
2021年4月30日(金)深0・55~1・25
MC:千原ジュニア
アシスタント:竹上萌奈(カンテレアナウンサー)
審査委員長:ケンドーコバヤシ
プレイヤー:ずん・飯尾和樹、笑い飯・西田幸治、女と男・市川、もう中学生、R藤本、フルーツポンチ・村上健志、フォーリンラブ・バービー、コロコロチキチキペッパーズ・ナダル、エルフ