2019年4月期に月9ドラマとして放送された窪田正孝主演の『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の続編が、10月期の同枠で『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』として放送されることが決定した。
本作は、現在「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作。2016年6月より10巻まで発刊しているコミックスの数は、シリーズ累計160万部(紙+電子)を突破している、いま勢いのある人気漫画だ。
前作に続いて主人公の天才放射線技師・五十嵐唯織を演じるのは、窪田正孝。医学界の従来のルールや型にはまらない掟破りとも言える方法で病の原因を探り、レントゲンやCT(コンピューター断層診断)で“視えない病”を診つけ出す“縁の下のヒーロー”とも称される、診断放射線技師を演じる。
また、窪田は本作で7年連続で地上波連続ドラマの主演を務めることになる。加えて、朝ドラ『エール』の主演後、ドラマ初出演および初主演となる。
そして、前作の主要キャストの続投も決定。父親が院長を務めていた甘春総合病院の放射線科医で、窪田演じる唯織に人知れず思いを寄せる甘春杏に本田翼。本田は本作、10年連続となる地上波ゴールデン・プライム帯ドラマ出演となる。
新人の頃はミスばかりだったが、持ち前の努力で成長を遂げた若手放射線技師で、唯織にひそかに恋心を抱く広瀬裕乃に広瀬アリス。脳のMRI検査が得意で、いじられキャラの中堅放射線技師・軒下吾郎に浜野謙太。Ai(死亡時の画像診断)が得意で、ナルシストの中堅放射線技師・威能圭に丸山智己。ややコミュ障気味だが、医療機器の“メカヲタク”の放射線技師・悠木倫に矢野聖人。ドSでかなり毒舌だが、仕事はとことん完璧を追求する中堅放射線技師・黒羽たまきに山口紗弥加。
適当に見えるが、仕事に対するプライド・技術はピカイチで、部下思いの放射線技師長・小野寺俊夫に遠藤憲一。父親が大手大学病院の教授で“ボンボン”のイケメン整形外科医・辻村駿太郎に鈴木伸之。院長になることが目標で、地位と名声を欲しがる副院長・鏑木安富に浅野和之。
そして、“ラジハ”メンバーのよき理解者で、甘春総合病院の前院長・大森渚を和久井映見が演じる。
窪田正孝 コメント
◆『ラジエーションハウス』シーズン2の放送が決まった時の思いをお聞かせください
「前作から約2年たって、またあのにぎやかな仲間たちに会えるのが楽しみでなりませんでした」
◆高視聴率を獲得したシーズン1の撮影や放送の反響等を振り返っていかがですか?
「みんなで一丸となって作り上げた“ラジハ”を、たくさんの人に見てもらえたことはうれしいですし、作品も報われたと思います」
◆あらためて、五十嵐唯織という役柄についての印象や思いをお聞かせください
「医学に関しては経験も知識も豊富なのに、それ以外のことに関してはなかなかのポンコツです。唯織の全ての機動力は、杏を支えたい気持ちからきています。彼の患者への思い、病気を見つける執念はすさまじいものだと感じています」
◆シーズン2の台本を読んだ感想・印象はいかがでしたか?
「新しい仲間も増えて、またラジエーションハウスが再始動し始めるようにワクワクしました。いい意味でみんな変わっていないし、それで挑戦する制作側の勇気も感じました。そして、また再びページをめくるたび、専門用語の長セリフがないかヒヤヒヤもしました」
◆絶賛撮影中の“チームラジハ”の雰囲気はいかがですか?
「相変わらずみんながそろうとずっとおしゃべりが止まりません。鈴木雅之監督が“ラジハ”で1番大事にしているチーム感は2年経っても薄れることなく、むしろさらに強まっていると感じました」
◆『ラジエーションハウスII』の放送を楽しみにしている視聴者へのメッセージ
「病院を陰で支える放射線技師たちに光を当てた今作。彼らの働きがたくさんの患者さんを救い、見てくださる方々に元気を与えてくれると思います。新メンバーも加わってパワーアップした“ラジハ”を最後まで楽しんでもらえたらうれしいです」
プロデュース・草ヶ谷大輔(フジテレビ第一制作部)コメント
「2年前、このドラマは『“縁の下のヒーロー”たちの物語』と紹介されました。あまたある医療ドラマとは一線を画すこのドラマの“放射線技師”たちは、“外科医”や“救命救急医”よりも「命」から遠く、“看護師”よりも「患者」から遠い存在でした。それでも、こうしてシーズン2を迎えることができたのは、決して華やかとは言えない“縁の下の力持ち”のチームワーク、そして人間ドラマが、多くの視聴者の方々に共感していただけたからだと考えております。また何より、その“縁の下の力持ち”を個性豊か、かつ魅力的に演じてくださるキャストの皆さんによって、このドラマは支えられていると強く感じています。主演の窪田正孝さんをはじめ、この2年間でドラマや映画など、それぞれ他の現場でご活躍されたキャストの皆さんが、一回りも二回りもパワーアップして “ラジハ”に帰ってきてくれました。シーズン1からの思いそのままに、新しく始まる“目には見えない体の中を写し出す病の写真家たちの物語”にぜひご期待ください」
<『ラジエーションハウス』シーズン1 振り返り>
五十嵐唯織(窪田正孝)は、“写真には必ず真実が映る”と信じる診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医・ピレス教授から才能を認められた唯織は、ずっと思いを寄せていた幼なじみの甘春杏(本田翼)が放射線科医として勤務する甘春総合病院に採用された。医師免許も持つ唯織は、その天才的な読影能力を発揮すると、新人放射線技師の広瀬裕乃(広瀬アリス)や、放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)ら、“ラジエーションハウス”の仲間たちと力を合わせ、数々の患者の命を救った。
そして、ピレス教授から、人工知能を使った読影補助ソフトの開発プロジェクトに誘われた唯織は、渡米を決意し、仲間たちに別れを告げた。杏は、そんな唯織に「あなたが手出しできないくらい優秀な放射線科医になってみせます。だから…必ず戻ってきてください」と約束する。
<『ラジエーションハウスII』第1話あらすじ>
約束から2年後。プロジェクトが一段落した唯織は、日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいた。だが、甘春総合病院は、院長だった大森渚(和久井映見)の後を引き継いだ新院長の灰島将人が病院の合理化を実施。「放射線科医はいらない」と言いだし、読影は全て外部の「遠隔画像診断センター」に委託してしまう。それに伴い、ラジエーションハウスも規模が縮小され、黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、甘春総合病院を辞め、それぞれ別の病院などに転職していた。
そんなある日、ヴァイオリニストの宝生真凛がリサイタル中に倒れるという事態が起きる。客席にいた灰島は、彼女を甘春総合病院へ救急搬送することに…。
一方、裕乃は、最近様子がおかしかった小野寺が認知症予備軍と診断されたことを知り、たまきや軒下らに助けを求める。小野寺が今まで通りに仕事を続けていくためには周りのサポートが必要と考えたからの行動だった。しかし、たまきたちの反応は冷たく…。同じ頃、唯織は、杏の父親でもある前々院長の甘春正一(佐戸井けん太)を訪ねていた。そこで唯織は、杏が既に甘春総合病院にいないことを知る。
そんな折、仕事を終えて帰路についた杏は、妊娠中の森迫由美(森矢カンナ)が腹痛に襲われ苦しそうにしているところに遭遇する。由美は、かつて唯織たちがその命を救った世界的な写真家・菊島亨(イッセー尾形)の娘だった。そこに唯織が現れ…。
『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』
フジテレビ系
2021年10月スタート
毎週(月)後9時~9時54分
<キャスト>
窪田正孝、本田翼、広瀬アリス、浜野謙太、丸山智己、矢野聖人、山口紗弥加・遠藤憲一、鈴木伸之、浅野和之・和久井映見 他
<スタッフ>
原作:『ラジエーションハウス』(原作:横幕智裕 漫画:モリタイシ GJ/集英社)
脚本:大北はるか(『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』『グッド・ドクター』他)
企画:中野利幸(『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』『ラスト・シンデレラ』他)
プロデュース:草ヶ谷大輔(『コンフィデンスマンJP』『トレース~科捜研の男~』他)
演出:鈴木雅之(『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』『HERO』シリーズ、『王様のレストラン』他)、相沢秀幸(『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』『グッド・ドクター』他)、水戸祐介(『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』他)
制作著作:フジテレビジョン
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