6月26日(土)に放送される土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’21夏の特別編』(フジテレビ系 後9時~11時10分)で、吉瀬美智子主演「あと15秒で死ぬ」に、声優・梶裕貴が出演することが決まった。
梶が演じるのは“死神”役。背中を銃で撃たれて死んだ薬剤師・三上恵(吉瀬美智子)を迎えに現れ、恵に“15秒間寿命が残っている”と告げる。梶は特殊メイクを施して死神役に挑戦する。
梶は『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役、『七つの大罪』のメリオダス役をはじめ、数々の人気アニメーション作品で主役を演じており、第7回・第8回声優アワード(2012年・2013年)では2年連続で主演男優賞を受賞している。2015年にフジテレビの月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』で声のみの出演をしているが、『世にも奇妙な物語』シリーズはもちろん、フジ系ドラマへの映像出演は初となる。
また、今回の放送に合わせて、6月23日(水)~25日(金)の3日間、『世にも奇妙な物語 傑作選』を放送することが決定した(関東ローカル放送)。23日(水)には「フォロワー」(2018年放送、主演:白石麻衣)、「幸せを運ぶ眼鏡」(2015年放送、主演:妻夫木聡、演出:本広克行)、24日(木)には「運命探知機」(2017年放送、主演:岩田剛典)、「ハイ・ヌーン」(2015年放送、主演:和田アキ子)、「ががばば」(2015年放送)、25日(金)には「ズンドコベロンチョ」(2015年放送、主演:藤木直人)、「事故物件」(2015年放送、主演:中谷美紀、演出:中田秀夫)が放送される。
梶裕貴 コメント
◆今回の出演のお話がきた時の感想。
「いわゆる“怖い話”が苦手な自分が、小学生の頃に勇気を出して、ほぼ初めて触れたホラー・オカルト系作品。ただ単に“怖い”というわけではなく、まさに“奇妙な”物語が描かれていたことに衝撃を受け、以来、とても大好きなシリーズとなりました。ヒヤリとする話はもちろん、思わず笑ってしまうようなものから感動の涙を誘うものまで、幅広い魅力のあるドラマだと感じています」
◆台本を読んでの感想。
「とても面白くて、最後までワクワクしながら台本を読ませていただきました。これぞ、タイトル通り『世にも奇妙な物語』」
◆今回の“死神”という役柄について。
「読み手によってさまざまなイメージを持つであろう、非常に遊びがいのあるキャラクターだなと感じました。その分、とても難しい役柄だな、とも」
◆実際に演じられてみての感想。
「声優である自分を配役してくださった意図を考えつつ、声や芝居で、どこかいい意味での“違和感”を生み出せればなと思いながら演じました。なにせ、そもそも“死神”という存在自体が異質ですからね(笑)。声の現場でもあまり演じたことのないような役柄に挑戦させていただき、とても楽しかったです」
◆特殊メイクを施してのお芝居になりましたが…。
「初めての特殊メイクだったので、シンプルにうれしかったです。しかも、この分野におけるトップアーティストであるJIROさんにメイクをしていただけるとは。原作にある“猫”という要素をくみ取りつつ、どこか人間らしさも残した、その絶妙なさじかげんに感動しました。貴重な経験をさせていただきました」
◆吉瀬さんとの共演の感想。
「終始、二人芝居。役者の大先輩である吉瀬さんとの掛け合いは、とても刺激的な時間でした。また、座長としての振る舞いが本当にすてきな方で、多くのことを学ばせていただきました。共演させていただくことができ、光栄でした」
◆ご自身ではこのように、現代社会では説明できないような奇妙な体験はありますか?
「数年前、富士登山をしている時のこと。真夜中、飛行機とは明らかに違う動きをした幾つかの光が、集団で移動していたのを目撃した…と一緒に登っていた友人が言っていました(笑)」
◆視聴者へのメッセージをお願いします。
「実に『世にも奇妙な物語』らしい、ちょっと怖くて、どこか不思議な作品です。ご覧になった皆さんが、これからの人生、ふとした瞬間に“死神”の存在を意識してしまうような…そんな印象に残るキャラクターを作り出せていたら幸いです。放送を楽しみにお待ちください!」
編成企画・渡辺恒也(フジテレビ編成部)コメント
「原作で“猫の姿をした死神”と書かれているこの役を、実写で表現するとしたら…と考えたときに、真っ先に浮かんだのが、声優である梶裕貴さんでした。異世界の住人である“死神”のいい意味で浮いた存在感と、理知的な中にどこかチャーミングなところのあるキャラクターを、梶さんの声とお芝居で見てみたい! と思い、ダメ元でオファーしたところ、お忙しいなか奇跡的にスケジュールもハマり、出演していただくことがかないました! 撮影現場では、ドラマですがアニメのキャラのようでもあり、舞台を見ているようでもある、すてきなお芝居を見せてくださいました。“死神”と吉瀬美智子さん演じる恵との丁々発止の会話も楽しい本作ですが、ちょっとしたセリフの中に結末につながるヒントも隠されていますので、梶さんの貴重な姿の一挙手一投足に注目して、最後まで楽しんでいただきたいと思います!」
<「あと15秒で死ぬ」あらすじ>
深夜、診療所の薬剤室で、作業をしていた薬剤師・三上恵(吉瀬美智子)は、突如、体が動かなくなってしまう。そして目の前に赤い飛沫と静止した弾丸が浮かんでいる。自分の胸には一直線に伸びた血しぶきも見える。“時間が止まっている?”。わけが分からずにいると、目の前に死神(梶裕貴)が現れる。“このたびはご愁傷さまでした”。どうやら恵は背中を銃で撃たれて死んだようだ。そして死神は恵を迎えにきたのだった。しかし、実は恵にはまだ15秒間だけ寿命が残っていた。その15秒のカウントダウンの間は、恵がスタートとストップをかけることができて、自由に時間を止めたり動かしたりできるという。恵を撃った人物は誰なのか? 果たして犯人の動機とは? そして残された15秒間で恵が取った行動は?
土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’21夏の特別編』
フジテレビ系
2021年6月26日(土)後9時~11時10分
<出演者>
ストーリーテラー:タモリ
「あと15秒で死ぬ」
<キャスト>
吉瀬美智子、梶裕貴、山口まゆ、赤間麻里子 他
<スタッフ>
原作:榊林銘『十五秒』(東京創元社ミステリ・フロンティア『あと十五秒で死ぬ』所収)
脚本:荒木哉仁
演出:城宝秀則
編成企画:渡辺恒也、狩野雄太
プロデュース:中村亮太、関本純一
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ