2年前、破天荒な主人公・村西とおるを演じた山田孝之さんの怪演も大きな話題になったNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督』。全世界待望となる、続編『全裸監督 シーズン2』の配信がスタート。新たなヒロイン・乃木真梨子を演じる恒松祐里さんが、新境地となる役柄に対する思いについて、率直に語ってくれました。
◆出演オファーが来た時の率直な感想を教えてください。
お話を頂いた時は、「なんで私なんだろう?」とびっくりしました。それで頂いた仮台本を読んだのですが、私が演じる乃木真梨子は包容力や人を許す力もあり、愛情に満ちあふれたすてきな人だなと思ったんです。私にとってこの役はチャンスと思ったのですが、ラブシーンがあることもあり、両親に相談しました。両親は芸術として理解してくれたこともあり、「別にいいんじゃない?」と賛成してくれたんです。そんな支えも大きかったです。
◆前シリーズを見た時の感想を教えてください。
シーズン1が話題になっていた時、両親や周りの役者さんが見ていたことは知っていたのですが、私はオファーを頂くまでちゃんと見ていなかったんです。そのため、あらためて見させていただいたんですが、人間の良いところも悪いところも余すことなく出し切っているところがカッコよく、そこに魅力を感じました。
◆恒松さん自身、乃木を演じることに対する戸惑いはありましたか?
自分が脱いでラブシーンを演じることに対する不安は、かなりありました。ひょっとしたら大切な人を傷つけてしまうんじゃないか。例えば将来自分が結婚して生まれてくる子供が学校でいじめられたらとか…。ただ今のコロナ禍で、何が起こるか分からない世界で、このようなチャンスがくることはありがたいことですし、私が演じたい役を演じないことはもったいないと思い直し、正式にオファーを受けさせてもらいました。