池田純矢「何もない壁から人が出てくるのをお見せします」舞台『-4D -imetor』囲み取材

エンタメ総合
2021年06月25日
-4D -imetor
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8月上演の舞台「エン*ゲキ」シリーズの第5弾『-4D -imetor』(フォーディメーター)に出演する池田純矢と新子景視の囲み会見取材が大阪のカンテレ本社で行われた。

『-4D-imetor』は“量子力学”をテーマに壮大なスケールで繰り広げられる謎解きミステリー。当初は昨年5月に上演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止を余儀なくされていた。

-4D -imetor
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会見冒頭、池田は「今回の上演にあたり、新作を作るか、いったん中止にして折を見て…という選択肢もあったのですが、この時代にこそこの作品が必要なんじゃないかと思い、この情勢下ではありますが、延期公演として上演させていただく運びになりました。エンターテインメント業界は引き続き厳しい状況ではあるのですが、単純に笑って楽しめて、ホロッっとできて。そういう心の栄養になるような作品を目指して参ります」とあいさつ。

自ら作・演出を手掛けていることから、今回、新子にオファーした経緯について「ブレインダイブといわれる、その人しか知り得ない情報をなぜか言い当ててしまうマジックを新子さんが披露されているのをテレビで見まして。どうやって演出しようかなと考えていたころだったので、『これや!』と思って」と説明。突然のオファーを受けた格好の新子は「私も元々、演劇の世界にも興味がありました。マジシャンの概念は『魔法使いを演じている役者』だと考えていますので、舞台やお芝居にはできるだけ関わりたいと思っていたんです」と相思相愛ぶりを見せた。

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当初の上演予定から延期になったことで「この期間を逆手に取ってブラッシュアップした部分は?」と聞かれると、池田は「脚本上はかなり改変しました」と即答し、「まずは2時間以内で上演したいということで短くしました。当初の台本では客席に降りて、その場でお客様1人ひとりに体感していただくという内容だったのですが、今の状況下では厳しい。それを打破できるような、ベストな方法が見つかりました。これはこの状況だからこそパワーアップした部分だと思います」とコメント。一方の新子は「ピンチをチャンスにという言葉がぴったり。このような状況下だからこそ、マジックがより体感型に進化できたのではないかと思います。いわゆる“待ちに待った登場”という形に仕上がったと思います。池田さんのアイデアもお借りしながら、この2人だからこそできた演劇×マジックの新しい形の体感型舞台に仕上がった」と胸を張った。

そんなマジックやイリュージョンの内容については「ほぼほぼ新作だと思っていただいて結構です」と新子。「お気に入りのイリュージョンを何か1つだけでも」という質問が飛ぶと、池田は「ポスターにもあらすじにも出てきていますが、何もない壁から人が出てくるというのが、一番のお気に入り。映像なら編集ができますけど、舞台はごまかしがききません。そして使用するのは本当に何もない壁なんです。何もない壁から人が出てくるということを実際にお見せします」とけむに巻いた。

最後に「とっておきのPRを」と振られた池田は「生駒ちゃん、めっちゃかわいい!以上です!」とはぐらかしつつ、「僕自身が一番このエンターテインメントを心待ちにしている客だと思っています。脚本家、演出家ではありますけど、僕は演出家というポジションは最初の観客だと思っています。僕が最高に楽しめて心からハッピーになれるものをしっかり作り上げて皆さんにお届けしたい。まず間違いなく言えることは、僕という観客が大喜びする作品が出来上がるということです。その作品に皆さんが共感していただけたらうれしいです」と期待を込めた

『-4D-imetor』は、東京公演は紀伊國屋ホールで8月5日(木)~15日(日)で全16公演、大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで8月28日(土)~29日(日)で全4公演上演される。チケットの一般発売は7月3日(土)午前10時からスタート。

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●公演情報
エン*ゲキ#05『-4D-imetor』
作・演出:池田純矢
出演:生駒里奈 池田純矢
村田充 松島庄汰 田村心 新子景視
藤澤アニキ 北村海 町田尚規 松本城太郎 前田りょうが 春本ヒロ
阿南健治
日程・会場:【東京公演】2021年8月5日(木)~15日(日)会場:紀伊國屋ホール
【大阪公演】2021年8月28日(土)~29日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

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