テレビ朝日系列の『東京2020オリンピック』キャスターを松岡修造、寺川綾、内田篤人が務めることが発表された。
アテネ五輪からメインキャスターを務める松岡、リオ五輪からコンビを組む寺川。そんな2人に加えて、今年3月から『報道ステーション』のスポーツキャスターに就任し、第二のフィールドを走り始めた元サッカー日本代表の内田が『東京オリンピック』のキャスターを務める。
内田は、北京五輪では代表としてピッチに立ったが、キャスターは初体験。オリンピック期間中、元アスリートとしての視点を生かし、サッカーのみにとどまらず、多くの競技の取材し、スタジオから競技を伝える予定。
テレビ朝日系列では、開幕翌日の7月24日(土)前9時30分から深2時まで16時間半にわたり東京オリンピックを放送。さらに翌25日(日)も前8時30分から深2時まで17時間半放送する。
初日24日(土)の後7時からは、池江璃花子が女子400mリレー予選に登場。池江は個人種目に出場しないことが発表されているため、東京五輪はこのリレーに全てを懸けて臨む。池江を幼いころから見てきた寺川キャスターにとっても特別な思いで迎える中継となる。
さらに、25日(日)後8時からは男子サッカー2戦目のメキシコ戦を放送。予選突破が懸かる可能性が高い試合を、2008年北京五輪代表だった内田キャスターが担当する。
このほか、400mリレー決勝が注目される「陸上競技」、上野由岐子ら日本の13年越しのオリンピック連覇が懸かる「ソフトボール決勝」、阿部一二三&詩が“兄妹同日金メダル”を狙う「柔道 男子66kg級、女子52kg級」など注目競技の数々を放送。3人のキャスターはそれぞれが活躍した競技だけでなく、『報道ステーション』での経験を生かしながら、あらゆる中継種目を取材。スタジアム、特設スタジオなどを飛び回りながら、視聴者と共にアスリートを全力で応援し、五輪の感動と興奮を伝えていく。
内田篤人 コメント
◆3月から『報道ステーション』のスポーツキャスター を務めていますが、今、キャスターという仕事をどのように感じていますか?
選手時代はただ自分の思いをお話しすればよかったのですが、アスリートの気持ちを聞き出すという逆の立場になってみて、確かに難しさを感じることは多いです。でもさまざまなスポーツを取材することができますし、とてもやりがいのある仕事をいただいて光栄に思っています。
◆『東京オリンピック』で注目している競技や選手は?
『報道ステーション』で取材したBMXやバスケットボールはとても気になります。僕自身、オリンピック出場経験があるので重圧を感じる選手たちの気持ちも分かるのですが、国を背負って戦う、その後ろ姿を見せてほしいなと思います。さまざまな困難がある中ですが、出場するアスリートたちには全てを出し切ってほしいですね。
また、サッカーでは高校時代から一緒にやってきた盟友・吉田麻也がオーバーエイジ枠で選ばれましたが、キャプテンとしてしっかりした戦いをしてほしい。かなり厳しい見方をされるとは思いますが、彼はそれに負けずやれる選手。サッカー日本代表は『東京2020』で必ず、メダルを手にすることができると信じています。
◆共に キャスターを務める松岡修造さん、寺川綾さんの印象を教えてください。
修造さんは、周りにパワーを分け与えることができる方。そういうパワフルさは僕も目指したいところですし、今大会では修造さんが取材する姿を間近で拝見して勉強させていただきたいなと思っています。寺川さんは水泳という“道”を極めた方。競技に対して深い考えや思いを持っていらっしゃるので、そのご意見をお聞きできるのを楽しみにしています。
◆『東京オリンピック』に向けて意気込みをお願いいたします。
アスリートという立場からの意見もお伝えしたいですし、ただただ素直に日本選手を応援したい思いもあります。今大会ではサッカーだけではなく、さまざまな競技の面白さ、難しさを伝えられたら…。
そして日本国民のひとりとして、日本選手たちがオリンピックで輝けるよう、少しでも力になれたらと思っています。