2019年からSNSで毎日連載され、日本中を大きな感動で包んだきくちゆうきの4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』を原作にアニメ映画化した「100日間生きたワニ」が7月9日(金)より全国公開。主人公ワニの声には神木隆之介さん、そして親友のネズミに中村倫也さん、モグラに木村昴さんと豪華キャストが集結した。後半部分にはオリジナルストーリーを展開させるなど、さらにメッセージ性を強めた本作。息ぴったりの主要キャスト3人に、作品への思いを伺いました!
◆まずはアフレコを終えての感想からお聞かせください。
神木:上田(慎一郎)監督からは、本当に親友と話しているような、いい意味で気の抜けた感じでしゃべってくださいというディレクションがあったんです。声色もアニメに寄せるのではなく、地声でしゃべっている雰囲気でいいということだったので、間合いやテンションもそうしたナチュラルさを意識しました。
木村:そうだったね。普段僕がやっているアニメーションとはまるで違うことを求められていたので、新たな経験ができたという意味でも、すごく楽しかったです。また、モグラは一人だけちょっと雰囲気が違っていて。ワニ君やネズミ君と親友であることは間違いないんだけど、どこか面倒見のいいお兄さんっぽいところがある。そうした落ち着いた感じが出せるように演じていきました。
中村:僕が演じたネズミは結構ぶっきらぼうなところがあるんです。でも、言動の余白の部分に優しさや繊細さがにじみ出ていて、結構周りのこともよく見ている。とはいえ、それが表にハッキリと出ているわけではないので、演じる時はできる限り淡々とした表現になるようにしていました。