7月9日(金)配信・放送開始のドラマ『男コピーライター、育休をとる。』(WOWOWプライム/WOWOWオンデマンド)で、男性の取得率がいまだ7%に止まっているといわれる“育休”を取得する会社員を演じる瀬戸康史さんにインタビュー。瀬戸さんが撮影を通して知った、育休のリアルとは?
◆本作のオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?
台本を読んで、新感覚な作品だなと思いました。1話約15分という尺の見やすさもあり、やってみたら楽しいだろうなと思う部分がたくさんあったので受けました。あとは自分の年齢的に33歳という役者として育児をする父親役も相応な年齢になり、勉強したいという気持ちもありました。
◆瀬戸さん演じる魚返洋介は、広告会社に勤める実力派のコピーライターという役どころ。どのようなことを意識しながら演じましたか?
コピーライターという職業についてはあんまり関係なかったです。それよりも人間性というか、魚返はダメな部分もあるけれど(笑)、本当に素直な人なので。子供のような新鮮なリアクションをしようと意識していました。ダメキャラを演じるのも楽しかったですよ。僕自身、面倒くさがりだしダメなところもあるので、魚返も憎めないキャラクターにしたいなと思いました。共感してくれる人も多いのではないでしょうか。
◆監督から「こう演じてほしい」という要望はありましたか?
その都度ではありましたが、基本的には自由な感じでした。監督自身もやりたいプランはしっかりある方なんですが、役者陣をちゃんと見てくださっていて。動きに合わせて柔軟にカット割りを考えてくれたりして、愛を感じました。なので僕も監督の仕上げたいものに近づきたいなと思えたし、お互いを信用して楽しみながら作品作りができました。