作家・吉本ばななの短編小説「ムーンライト・シャドウ」が、主演に小松菜奈を迎えて映画化されることが決定した。
「ムーンライト・シャドウ」は、吉本ばなな著「キッチン」に収録されている短編小説。1987年に吉本が大学の卒業制作として発表し、吉本自身も「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語る作品。深く心に刻まれるその存在は、ファンの中では初期の名作との呼び声も高い。
そんな吉本の原点ともいえる名作ラブストーリーが33年の時を経てついに映画化。主人公・さつきを演じるのは、小松菜奈。小松は本作が初の長編映画単独主演となる。さつきの恋人・等役には、宮沢氷魚。監督は、以前から原作ファンだったというマレーシア出身のエドモンド・ヨウ。これからのアジアを牽引するキャスト・スタッフが集結し、ニュー・アジア・フィルムが誕生した。
<ストーリー>
恋人の突然の死に向き合うことができず、深い悲しみに打ちひしがれるさつきは、以前耳にした“月影現象”に次第に導かれていく。それは、満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象だった。
映画「ムーンライト・シャドウ」
2021年9月10日(金)全国公開
原作:「ムーンライト・シャドウ」吉本ばなな(新潮文庫刊「キッチン」収録作品)
出演:小松菜奈、宮沢氷魚
監督:エドモンド・ヨウ
脚本:高橋知由
配給宣伝:SDP、エレファントハウス
公式サイト:moonlight-shadow-movie.com
公式Twitter:@moonlight_sdw
公式Instagram:@moonlight_sdw
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