ぺ・ドゥナ主演の韓国映画「子猫をお願い」が韓国公開から20周年を記念し、8月20日(金)より映画配信サービス「JAIHO」で日本初配信されることが決定した。
2001年に韓国で公開された本作は、子供と大人との狭間で揺れ動く、5人の20歳の女性たちそれぞれの抱える思い、人生を、繊細なタッチで描いた青春映画の傑作。本作で長編デビューしたチョン・ジェウン監督は、女性監督による映画が正当な評価を受けられなかった2000年代初頭の韓国映画界で、女性たちを主人公としたことで注目された。キャストには、ペ・ドゥナ、イ・ヨウォン、オク・チヨンなど新人俳優を起用。個性あふれる20歳の女性のストーリーを鮮明に描き、韓国で多くの観客の共感を獲得した。
日本では2004年に劇場公開され、映画評論家の蓮實重彦氏が「映画の歴史を揺るがせる稀有の処女作である」と大絶賛。韓国では今年、公開から20周年を迎えることに伴い、8月26日(木)から始まる第23回ソウル国際女性映画祭で特別展が開催されるほか、第26回釜山国際映画祭のアンケート調査「女性監督が作った最高のアジア映画」で7位に選ばれるなど、今でも多くの映画ファンに愛されている。
映画「子猫をお願い」予告編
映画「子猫をお願い」
2021年8月20日(金)より配信サービス「JAIHO」で日本初配信
監督:チョン・ジェウン(「蝶の眠り」)
出演:ペ・ドゥナ(「私の少女」)、イ・ヨウォン(「フィスト・オブ・レジェンド」)、オク・チヨン
<ストーリー>
夢想家のテヒ、美貌の野心家ヘジュ、アウトサイダーのジヨン、陽気な双子ピリュとオンジョは高校時代からの仲良し5人組。だが、証券会社で働くようになったヘジュと無職のジヨンは互いに反発しあうようになり、仲間の絆を守ろうとするテヒは家庭では父の無理解に不満を募らせていた。