現在放送中のドラマ『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)で主人公の番組ディレクター・玉岡直人役を演じる竜星涼さん。本作はバラエティ番組『家、ついて行ってイイですか?』で実際に放送され、話題を呼んだエピソードをドラマ化したもの。竜星さんは出演するにあたり、本家バラエティのディレクターさんにいろいろと教えてもらい、撮影に臨んだと言います。「技術を少しでも盗めるように常にカメラを持っていた」という竜星さんに、本作の見どころはもちろん、新たに勉強になったことや、珍しい撮影の仕方などのお話を聞きました。
◆ドラマ化すると聞いた時の感想をお願いします。
僕も以前、バラエティの方に出させてもらっていたんですけれど、バラエティ発信のものがこうやってドラマ化するっていうのは、すごく面白いですし、個人的にもびっくりしました。でも、びっくりしながらもドラマチックな内容っていうのが毎回ドキュメンタリーの中であったので、いずれはドラマになってもおかしくなかったのかなとも思いました。いろんな驚きとワクワクとした気持ちがありましたね。
◆今回演じる玉岡ディレクターとご自身が共通してる部分や共感できる部分はありますか?
やっぱりどの仕事をしていても皆さん思うように、例えば僕だと役者業っていうものが、本当に自分に向いているのかとか、そういうふうに思う時ってあると思うんです。僕自身も常に思っていたりすることではあるし、そういう部分では主人公の玉岡が実際にテレビ局で働いていながら、「ここにいることが正解なのか」と模索している姿はすごく共感する部分はあったかなと思います。
◆今回、本家バラエティのディレクターが演出協力されているとのことですが、演出の中で印象に残っていることや勉強になったなと感じたエピソードを教えてください。
とにかく実際に撮られている番組ディレクターの方のしぐさだったり、カメラの持ち方からズームインの仕方だったり、いろいろと間近で見させてもらいながら、ドラマ演出を補佐した本家のディレクターの上野(健)さんをベースに役作りしました。その上野さんの影武者じゃないですけれど、彼の技術を少しでも盗めるように常にカメラを持ちながら後ろで立っていたっていうのがまず一つ役作りの上では欠かせなかったかなと思います。あとは、やっぱり話を聞けば聞くほど、オンエアまでにかける時間の長さや苦労みたいなものがヒシヒシとすごく伝わってきました。オンエアされる一つの番組は、どれだけの人たちが頑張ってしのぎを削っているのかっていうのが身に染みました。大変な仕事をしているなっていうのをお話を聞きながら感じましたね。