万田邦敏監督「愛のまなざしを」特報映像解禁 杉野希妃&斎藤工のコメント到着

映画
2021年09月09日
©Love Mooning Film Partners
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仲村トオルが主演を務める映画「愛のまなざしを」(11月12日(金)公開)より、 特報映像が解禁。さらに杉野希妃と斎藤工のコメントが到着した。

これまでも強烈な自我を持つ女性を軸に、狂気ともいえる愛を描いてきた鬼才・万田邦敏監督が「UNloved」「接吻」に続き、共同脚本・万田珠実と3度目のタッグを組んだ愛の3部作最終章。「愛」の本質を見つめ、人間の性とエゴをあぶりだした愛憎サスペンスが誕生した。

亡くなった妻にとらわれ、夜ごと精神安定剤を服用する精神科医・貴志(仲村)の元に、モラハラの恋人に連れられ患者としてやってきた綾子(杉野)。恋人との関係に疲弊し、肉親の愛に飢えていた彼女は、貴志の寄り添った診察に救われたことで、彼に愛を求め始める。

精神科医・貴志を演じたのは、「UNloved」「接吻」でキーパーソンを好演した仲村。貴志からの愛を渇望する綾子役は、監督、プロデューサーとしても精力的に活動する杉野が演じ、女の業を表現した。死んだ姉に焦がれ、綾子の登場により翻弄されるも真実をつかもうとする内山茂役には、監督、プロデュースなど肩書を超えて活躍する斎藤。映画やドラマ、舞台でしなやかな演技力が光る中村ゆりが、6年前に亡くなった貴志の妻を演じる。貴志の息子・祐樹役として十代の繊細な心の揺れ動きを表現した藤原大祐は、オーディションで役をつかみ、本作で映画デビューを飾っている。その他、片桐はいり、ベンガル、森口瑤子など、ベテランが脇を固める。また音楽を長嶌寛幸が担当、愛の不確かさを見事表現した。

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妻(中村)の死に罪悪感を抱き、心を閉ざしてきた貴志は、綾子の救済者となることで、自らも救われ、その愛に溺れていく。しかし、二人のはぐくむ愛は執着と嫉妬にまみれ始め、貴志の息子・祐樹(藤原)や義父母との関係、そしてクリニックの診察にまで影響が及んでいく。

そんな頃、義弟・茂(斎藤)から綾子の過去について知らされ、さらに妻の秘密までも知ることとなり、貴志は激しく動揺。自身の人生がぶれぬよう、こらえてきた貴志のなかで大きく何かが崩れていく。失った愛をもう一度求めただけなのに、その渦の中には大きな魔物が存在し、やがて貴志の人生を乗っ取り始める。かたや綾子は、亡き妻にいまだとらわれる貴志にいらだち、二人の過去に激しい嫉妬を抱く。彼女は貴志と妻の愛を越え、極限の愛にたどりつくために、ある決断を下す。

杉野希妃 コメント

「愛のまなざしを」は、実体のないものにとらわれ、愛を渇望する人たちの話です。不器用な生き方しかできない綾子という人物を演じながら、彼女を激しく嫌悪し、同情し、共感しました。

万田監督のきめ細やかな演出に従うにつれ、綾子は飢えた獣なのだと実感し、理性をはぎとるよう努めました。彼女の弱さと強さは私自身のものでもあり、そのことがまるで鏡のように反射して撮影を終えてもなお自分を苦しめました。愚かな女だと言ってしまうのは簡単だけれど、愚かさこそが人間の本質かもしれません。コロナ禍の今、彼女の切実さをやっと愛せるような気がしています。

愛のまなざしをぜひ劇場で感じてください。

斎藤工 コメント

万田邦敏監督の唯一無二の映画文法の元生まれた

愛の三部作最終章である本作に寄り添えた事は私の大いなる財産です

曖昧で不確で奇妙な人間と言う生き物の生む愛憎と言う普遍的な物語

そこに映し出されるは他人事なのか

はたまた我が事なのか

(感染対策を万全にした上で)

劇場で出逢って浸って頂けたら幸いです

「愛のまなざしを」特報映像

作品情報

「愛のまなざしを」
2021年11月12日(金)公開

公式HP:aimana-movie.com

Twitter:aimana_movie

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