『日本沈没』諦めない“希望のひと”たちによるアート作品を期間限定公開 漂着ゴミで日本列島を表現

ドラマ
2021年10月05日
徳島県美波町の海岸をバックに撮影した「ReHOPE POSTER」
徳島県美波町の海岸をバックに撮影した「ReHOPE POSTER」

10月9日(土)より赤坂BizタワーSHOPS&DININGアトリウム2F展示スペースで開催されるTBS秋ドラマ展の日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』コーナーで、芸術家・淀川テクニック氏の制作監修による、漂着ゴミで日本列島を表現した「ReHOPE POSTER」が期間限定で展示される。また、制作舞台となった徳島県美波町の美波町役場由岐支所で、作品とメイキングムービーが先行公開される。

「ReHOPE POSTER」は、“一筋の希望の光を見出すために奮闘する人たち”を描いた『日本沈没』のテーマにインスピレーションを受けた淀川氏が、日本最古の地震津波碑「康暦の碑」がある徳島県美波町の人たちと漂着ゴミを拾い集め、見事にアートとしてよみがえらせた作品。淀川氏は制作期間中、由岐湾内地区に滞在。「ReHOPE POSTER」が未来へとつながる作品となるように、美波町由岐湾内にある田井ノ浜や由宇の浜をはじめとした海岸に漂着したゴミを使い、美波町の人たちと一緒に制作した。

「ReHOPE POSTER」の制作のために拾った漂着ゴミは100キロ超。制作に使用したゴミは洗浄と消毒を行っているが、一切の着色を行わずそのままを生かして使用している。遠目でもハッキリと分かる青一色の日本列島だが、間近に見ればゴミがどう生かされているのか発見に富んでおり、日本の島々の細部まで再現されている。

制作監修を務めた淀川氏は、赴いた土地ならではのゴミや人々との交流を楽しみながら行う滞在制作を得意とし、その場所に住む人や作品を見に訪れる人たちに感動と、同時に環境問題を考えるきっかけや向き合う希望を与え続けている。そんな淀川氏のスタイルは、徳島県美波町の人々や、『日本沈没』の登場人物たちにも共通する。

<TBS秋ドラマ展概要>

場所:赤坂BizタワーSHOPS&DININGアトリウム2F展示スペース(東京都港区赤坂5丁目3−1)
期間:2021年10月9日(土)~10月30日(土)
時間:前11・00~後7・00

<作品制作協力:徳島県美波町>

徳島県美波町は、1361年の南海地震による日本最古の津波碑が現存する、地震災害と向き合ってきた土地。南海トラフ地震で99%の建物が浸水すると予測されている地区もある町であり 「震災前過疎」の問題に直面している。現在は「にぎやかそ」というフレーズのもと、事前復興対策や地域活性化に住民と行政が協力して取り組んでいる。

<作品制作監修:淀川テクニック>

ゴミや漂流物などを使い、さまざまな造形物を制作。その活動や作品は国内外のテレビ、新聞などのマスメディアで多く取り上げられ、美術の教科書などでも紹介されている。海外での展覧会に多く参加している他、国内各地にもパブリックアートとして作品が常設されている。近年では環境に関するイベントに招かれることも多い。

日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』
TBS系
2021年10月10日(日)スタート
毎週日曜 後9・00~9・54
初回25分拡大 後9・00~10・19

©TBS

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