2018年から秋本帆華、咲良菜緒、大黒柚姫、坂本遥奈の4人体制となって、さらなる活躍を見せる名古屋発のラウドポップユニット・TEAM SHACHI。9月に、これまでの代表曲のリアレンジバージョンに新曲を加えた「浅野EP」が配信され、10月24日にはパシフィコ横浜でライブを開催する。来年には、前身のチームしゃちほこ時代から数えて結成10周年を迎えるなど、ますます精力的に活動を続けるTEAM SHACHIに、「浅野EP」に込めた思い、そして開催を間近に控えたライブの意気込みを聞いた。
◆9月に配信EP「浅野EP」がリリースされました。反響はいかがですか?
坂本:自分たちで言うのもなんですが、めちゃめちゃいいです!(笑)
咲良:4曲中3曲はチームしゃちほこ時代の楽曲をリアレンジしたもので、最近私たちのライブから少し遠ざかっていた昔のファンの方々からも、「あのころを思い出した」という感想をたくさん頂くので、再注目してもらえているみたいですごくうれしいです。
秋本:それに、新たな書き下ろしの「番狂わせてGODDESS」は配信当日まで秘密になっていて、サプライズ的に発表したので余計に反響が大きかったんです。
坂本:「番狂わせてGODDESS」も多くの方に「めっちゃカッコいいね!」って言ってもらえたよね。私も、“でしょ〜!!”って自慢気だった(笑)。
大黒:“ぶひょ〜”…?
坂本:“ぶひょ〜”とは言ってない(笑)。
◆では、その「番狂わせてGODDESS」を最初に聞いた時の印象は?
咲良:新しさと懐かしさを感じました。チームしゃちほこのころから私たちの音楽を多く手がけている浅野(尚志)くんが作ってくださったんですが、やはり私たちのことをよく分かってくれているな、という世界観で。
秋本:また、この「番狂わせてGODDESS」の歌詞には、これまで浅野くんが私たちに書いてくださった楽曲の歌詞やタイトルのワードが、ところどころに盛り込まれているんです。それもあって、今までの楽曲に対するアンサーソング的なところもあるのかなと感じました。
大黒:歌のパート割も見事だなと思いました。私たちは2018年にTEAM SHACHIに改名してから、より歌の表現力を高めるようになり、メンバー間でも自分の声を活かした役割をしっかりと打ち出すようになったんです。そうしたパート割が「番狂わせてGODDESS」では見事にハマってましたし、そうかと思えば、“ここは私のパートなんだ!?”という新鮮さや驚きもあって。
坂本:今、ゆずき(大黒)が話してくれたように、TEAM SHACHIになってからは、レコーディングの時点で誰がどのパートを歌うか決まっていることが多かったんです。でも、今回は全員が最初から最後まで全部を歌い、その中からパート分けしていく形をとっていて。そうした作業を久々に浅野くんの曲でできたことも感慨深かったですし、反対に、完成するまで自分がどこを歌うのか分からないという、ワクワクとドキドキもありましたね。