女優の広瀬すずが、『情熱大陸』(MBS/TBS系)に11月7日(日) に続き、14日(日)の放送にも出演することが決定。本番組で1人の人物を2週連続で取り上げるのは、2007年11月放送の「役者/小栗旬」編以来14年ぶり、2例目となる。
23歳にして、日本アカデミー賞をはじめとする数々の賞を受賞した広瀬すず。主演作が相次ぎ、日本の映画・ドラマ界を代表する若手女優となった。自身初となるドキュメンタリー取材に当初は戸惑い気味だったが、見えてきたのは、繕うことなく真摯に「役」に向き合う姿だ。
取材が始まったのは昨年10月。カメラは、吉永小百合が主演を務める映画「いのちの停車場」、ラップ好きな芸大生を演じたドラマ『あんのリリック』の撮影など、多忙な日々を送る広瀬を追った。
「設定や台本を与えられないと、意味不明なことを言ってしまいそうで…」と言いながらも、広瀬がインタビューで語る言葉には、女優としての信念がうかがえる。
“台本に書き込みは一切しない”“撮影前には演技プランを固めず、現場での直感を大事にする”“どんな注文にも応えられるように、いくつもの感情を持っていたい”“役を自分に引き寄せるのは、お芝居で嘘をつきたくないから”など、23歳とは思えぬ言動に、取材陣も“こんな広瀬すず、見たことない!”としばしば驚かされたそうだ。
そこに、新たなオファーが舞い込んだ。2020年の本屋大賞受賞作を李相日監督が映画化する「流浪の月」。広瀬は、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性を演じる。当然ながら生まれも育ちも異なる「役の記憶」を自分の中に植え付けようと、悩みもがいていた。
4年前から続けるキックボクシングで邪念を断ち切り、大好きな麺類を頬張りながら、考えるのはいつも「役」のこと。「“女優”という肩書きに慣れてしまったけど、気持ちの上では“役者”でありたい」と語る広瀬。1年に渡る長期取材を通して、輝きの源に迫る。
広瀬すず コメント
ドキュメンタリーというものに慣れてないので、すぐカメラを見てしまっていました。
それっぽいことばっかりを言っていたような気がしていて、ずっと心配しています。
私自身、仕事を始めてから、こんなことは初めての体験でした。
今、デッカい壁に直面して、それをこのタイミングで撮って頂けたこと…。
なんだか見るのは怖いのですが、本当に光栄です。
1年間も撮り続けて頂き、ありがとうございました。
広瀬すず プロフィール
1998年、静岡県生まれ。2012年にモデルとしてデビューし、翌年女優デビュー。
主な出演作に、映画「海街diary」(第39回日本アカデミー賞 新人俳優賞)、「ちはやふる」シリーズ、「怒り」、「三度目の殺人」(第41回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞)、「いのちの停車場」、ドラマ『学校のカイダン』、連続テレビ小説『なつぞら』、『anone』。2019年には「Q:A Night At The Kabuki」で初舞台を踏み、第54回紀伊國屋演劇賞 個人賞受賞。
番組情報
『情熱大陸』
MBS/TBS系
2021年11月7日、14日(日)後11・00~11・30
WEB
番組HP:https://www.mbs.jp/jounetsu/
番組Twitter:https://twitter.com/jounetsu
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