12月6日(月)22時より、『アバランチ』(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)第8話が放送される。それに先駆け、主演の綾野剛から“極東リサーチ”の存在についてや、第8話の見どころを語ったコメントが到着した。
本作は、綾野剛主演の映画「ヤクザと家族 The Family」、映画「新聞記者」などを手掛けた藤井道人がチーフ監督として参加。主人公・羽生誠一(綾野)が所属する、謎に包まれたアウトロー集団・アバランチ(Avalanche=雪崩)の活躍を描き、人々の正義感に訴えかける劇場型ピカレスク・エンターテインメントだ。
主演の綾野のほか、アバランチのメンバーとして、警視庁特別犯罪対策企画室・室長の山守美智代役に木村佳乃、山守の部下の警察官・西城英輔役に福士蒼汰、天才ハッカー・牧原大志役に千葉雄大、元自衛官・明石リナ役に高橋メアリージュン、元所轄刑事・打本鉄治役で田中要次が出演している。
11月29日(月)放送の第7話では、官房副長官・大山(渡部篤郎)が目論む総理暗殺計画を防ぐため、アバランチは総理誘拐を実行。総理の身柄を無事に確保したものの、大山の真の狙いは一般市民を巻き込んだ爆破テロを起こし、それを“テロリスト”であるアバランチの仕業に仕立て上げることだった。続けざまに大山配下の秘密組織・極東リサーチによって牧原(千葉)が拘束され、さらにリーダーの山守(木村)も大山によって連れて行かれてしまう。
仲間、そして罪なき人々の命を守るため、羽生たちが決死の行動に出る12月6日(月)放送の第8話は、まさに雪崩のように、次々と驚がくの展開が押し寄せる衝撃回。山守と大山のもとへ向かった羽生が、初めて大山と直接対面を果たすほか、極東リサーチに拘束された牧原の救出に向かったメンバーたちがさらに窮地に立たされる。そんな第8話放送を前に、綾野は大山を“怪物”、極東リサーチを“最凶の敵”と表現。
その理由について、「極東リサーチは(アバランチとは)真逆の”仮想”の存在。大山の大義の擬人化。そのため実像や実態がないのです。人間的感情が読み切れず、なにより守るものがないからこその強さがあります」と。「1人ひとりの戦闘での敗北や仲間の死ですら、全体の目標にとって勝ち負けの要素にならない、すなわち勝敗の概念がない相手というのは“勝負にならない”という意味で果てしなく強い」と語る。
第8話ではついに羽生が大山と対峙するが、「角度の違いで、山守や羽生が、もっと言えばアバランチが大山のような怪物になっていたかもしれない。ヤクザとの戦いから、官僚や大臣との戦いを経ても、『常に自分は紙一重』と自問自答し続けながら羽生を生きています。そして、それは大山も同じなのかもしれません。だからこそ、それぞれの正と義が拮抗し琴線に触れ合うのです。第8話には勝敗以上の物語があります。ぜひ、目撃してください」と視聴者へのメッセージを寄せた。綾野のコメント全文は、次ページに掲載。