12月20日(月)に最終回を迎える、月10ドラマ『アバランチ』(カンテレ・フジテレビ系 後10・00〜)の主人公・羽生誠一を演じた綾野剛がクランクアップ。綾野からのコメントが到着した。
本作は、綾野剛主演の映画「ヤクザと家族 The Family」、映画「新聞記者」などを手掛けた藤井道人がチーフ監督として参加。主人公・羽生誠一(綾野)が所属する、謎に包まれたアウトロー集団・アバランチ(Avalanche=雪崩)の活躍を描き、人々の正義感に訴えかける劇場型ピカレスク・エンターテインメントだ。
この度、すべての撮影を終えた綾野は「本当にありがとうございました。アバランチメンバーや羽生誠一に出逢えたこと、なにより皆さんとこの作品を今日まで走り切り雪崩を起こせられたこと、これからの自分の人生にとても大きな影響を与えてくれました。心から感謝申し上げます。いつかまた皆様にお会いできるようこれからも走り続けます。本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。またどこかでお会いしましょう」とあいさつと合わせて、共に戦ってきたスタッフ全員にねぎらいの言葉を述べた。
自身も「雪崩を起こせられた」と語る今作はさまざまな反響が巻き起こったが、「このドラマを批評してくださる記者、ライター、視聴者の皆様がノンフィクションの批評のように、現実と同じ目線や感覚で言葉を紡いでくださっていることに、とても感激しました。その皆様の言葉を受けて、我々の精神がより“揺るぎない前進”になった瞬間が多々ありました。一緒に世界線を見つめてくださっているお気持ちにとても魂が揺さぶられましたし、たくさんの“気づき”にも出逢えました」と振り返る。
さらに「先日ロケをしている際に、通りがかった方々から『アバランチだ』と言われたんです。個人名やタイトルではなくチームを指す感じで『アバランチだ』と。皆様と一緒に取り組んできた、“フィクションとノンフィクションの狭間をどう行き来するか”というテーマにリアリティーを与えてくださった瞬間でした。ありがとうございます。この場を借りて感謝申し上げます」と、メディアや視聴者に対しても感謝を表した。
そして、ついに迎える最終回。「Episode Final 尊厳」と題して、巨悪によってねじ曲げられた正義のための戦いは最終局面へ。最終回を前に、綾野は「全10話を通して、全国民に“委ねる”のではなく“託す”という最終話を迎えました。このドラマは勝敗を表現したい作品ではありません。すべての人たちにとって当たり前の希望や、生きることへの誇りや尊厳を、少しでも感じ取っていただけたらと。僭越ながら皆様の“現在”への寄り添いになりましたら、幸いです。最後になりますが、本当の“Episode Final”は皆様のお心の中にあります。ぜひ、受け取ってください」とメッセージを寄せた。
最終話予告映像
https://youtu.be/QGItwzI5-Ls
これまでのダイジェスト映像
https://youtu.be/lBbuXhK6H50
最終話あらすじ
藤田(駿河太郎)は山守(木村佳乃)ではなく、羽生(綾野剛)の前に現れた。
3年前の偽装テロ事件以来の再会を果たした2人だったが、喜びもつかの間、羽生は自らの直感から大山(渡部篤郎)側にはつかないことを宣言する。かつての同志が、それぞれが信じる“正義”の食い違いによって、今は全く別の道を歩んでいることを感じた藤田は、「3年前、俺も含めて全員死んでいれば、お前と敵にならずに済んだのにな」とつぶやき、非情にも羽生に向けて銃弾を放つ。
いっぽう、西城(福士蒼汰)は父・尚也(飯田基祐)の元を訪れていた。息子として、同じ警察官として、父の不正を許せない西城は、週刊誌記者の遠山(田島亮)と共に調べ上げた証拠を使って、尚也を告発しようとするが…。
それぞれが己の“正義”を信じ、最後の戦いへ――。果たして、アバランチが起こした雪崩の結末は?
作品情報
『アバランチ』
カンテレ・フジテレビ系全国ネット
毎週月曜日 後10・00~10・54
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