SKE48の次世代ユニットで、12月29日（水）にグループ初となる1stシングル「カメリア」をリリースする「カミングフレーバー」のインタビューを2週連続でお届け！ 後編となる今回も、リーダーのMIYO（野村実代）さん、MIZUKI（田辺美月）さん、HINANO（青海ひな乃）さんの3人が登場。2021年の活動とプライベートを振り返りつつ、2022年に向けての目標を話してくれました。
◆このたびリリースされる1stシングル「カメリア」。楽曲だけでなく、ダンスに関してもアイドルというよりもアーティストっぽさが強調されていますね。
MIZUKI：今まではアイドルらしいかわいらしい振り付けが多かったこともあって、最初に振り付けの先生が送ってくれた映像を見た時は全身で感情を爆発させるダンスに衝撃を受けました。MVの撮影は振り入れの次の日で“歌いながら踊れるかな？”という不安も若干ありましたが、何とか踊り切ることができました。そういう意味でも、私たちをレベルアップさせてくれた曲になりました。ファンの皆さんもカッコいいと言ってくださっていますし、たくさんの方々に聴いていただきたいです。
MIYO：振りに関しては苦戦しましたが、カミフレの7人ならではの構成になっているなと思いました。一緒に肩を組んだり、集まってポーズを決めたり、最後は一列になって去ったり。これぞ絆という感じです。もし振りコピできるファンの方がいたら、本当にスゴいです。そこまでできたら…カミフレに入れるかも（笑）。
◆MV撮影での印象的なエピソードを教えてください。
MIYO：私が暗闇の中を歩いて、扉を開けて、光の中に消えていくところがあって。MVでは最後のシーンなのですが、最初に撮影したのでとても不思議な感覚でした。そこでは今までのことを振り返ろうとしながらも、振り返らずに前に進む様子が描かれていて。MVを見ただけだと分からないのですが、実は扉の先にメンバーが笑顔で待っていてくれていてうれしかったです。
HINANO：私は水風船をパンチで割って、スーパースローでパーッと水しぶきが飛ぶカットに苦戦しました。指に挟んだ小さな針を水風船に当てないといけないのですが、これがなかなか難しくて。空振りしちゃったりして、現場がちょっとピリッとした空気になりました（笑）。最終的には針を2本忍ばせて、7～8テイクぐらい撮影したと思います。しかも、割れた瞬間もびっくりした顔ができないっていう。そのシリアスな表情にも注目してほしいです。
MIZUKI：私は、歌っているときのリップシンク。今までのMVではキメキメなポーズをしていることが多いのですが、今回はサビの部分でかなり動いています。監督さんからも「感情を大爆発させて歌って！」とアドバイスされました。私としては結構頑張っていたのですが、それでも「もっと出せる！ もっと出せる！」と気合を入れてくださって。最後は、画面から映らなくなるのも気にせずに大爆発させて頑張りました。そうしたら「それ、いいね！」と褒められました（笑）。私だけでなく、メンバーそれぞれの目力など、個性的な感情表現も見ていただきたいです。
MIYO：あと、メンバーが入れ替わりで現れるワンカットのシーンも苦労しました。しゃがんで待機しているメンバーが映りこんでしまってNGになったりして。
MIZUKI：特にメンバーのENAちゃんは脚がすごく長いので。頭が映らないように、膝をプルプルさせながら待機していて大変そうでした。
◆2021年もあとわずかですが、カミフレの活動で印象的だった出来事を教えてください。
MIYO：6月に1stミニアルバム「かみふれ！」をリリースして、その記念でツアーを回ったことです。私たちにとっては初めての有観客ライブで、“こんなにもカミフレを推してくださっているファンの方がいるんだ！”ということをあらためて実感できました。
HINANO：11月に開催された「AYAKARNIVAL 2021」もいい思い出です。あーりん（ももいろクローバーZ・佐々木彩夏）さんには今までもいろいろな景色を見させていただきましたが、今年は日本武道館のステージに立つという夢がかないました。2019年に初めて出させていただいた時、私たちは「せ～ので言おうぜ！」しか持ち歌がなかったんです。でも今回初めてカミフレの楽曲だけでセットリストを組むことができたんです。あーりんさんともカミフレの曲でコラボすることができて、自分たちが成長できたことを実感できました。
MIZUKI：今年はみんなでボイトレやレッスンを頑張りましたし、ツアーもあってたくさんステージに立たせていただきました。なので、大きくレベルアップした1年だったと思います。自分たちで何となく感じるだけでなく、「みっちゃん、前よりもステージでキラキラしているよ」とか「歌が前よもり安定してきたね」など、ファンの方も褒めてくださっていて。SKE48の活動にも影響しているんだなと思うとうれしいです。
◆では、2021年のプライベートでの印象的な出来事も教えてください。
MIYO：つい最近、トイプードルのドールちゃんを飼い始めたことです。もともとお家ではネコを5匹飼っていたのですが、そこにドールちゃんが来たことでさらににぎやかになりました。あと私はコスプレも好きで。今年のハロウィンでは「美少女戦士セーラームーン」のセーラーマーズのコスプレをしたのですが、反響が大きくてうれしかったです。自分で言うのも何ですが、スゴくハマったと思います（笑）。
HINANO：2020年の11月に20歳になって、今年はお酒を飲めるようになったことが大きいです。強くはないのですが、同い年のMIZUKIと飲みに行きたいです。あと成人式を迎えたことで、お兄ちゃん二人からiPadとApple Watchをプレゼントされました。おかげで「梨泰院クラス」など大好きな韓国ドラマも見ることができて、最近お家時間が充実しています。レッスン中もApple Watchをつけていて、“私、大人になったなぁ”と実感しています（笑）。
MIZUKI：ずっと延期になっていた成人式が11月にあって。地元の新潟に戻って、気持ちをリフレッシュできました。友達と中学時代ぶりに再会できたのですが、みんな私がSKE48に入ってカミフレで活動していることを知ってくれていて。「頑張ってね」「応援してるよ」というエールは励みになりましたし、いい意味で自分にプレッシャーになりました。みんなにいい報告ができるように2022年も頑張りたいです。
◆最後に、「カミフレ」としての2022年の目標を教えてください。
MIYO：今回1stシングルをリリースさせていただけたので、これをきっかけにどんどんカミフレとしての勢いをつけていきたいです。そして、いろいろな方にカミフレを知っていただいて、“カミフレ推し”を増やしていけたら。私たちはどんどん道を切り開いていきたいと思っているので、ファンの皆さんにはついてきていただきたいです！
HINANO：最近はSKE48からだけでなく、カミフレとしての私たちからファンになってくださる方も増えていてうれしいです。また、いろいろなアイドルフェスにも呼んでいただけて、私たちのこれまでの頑張りが認められつつあるのかなって。2022年は今回頂いたこの「カメリア」という曲を携えて、ファンの方々を迎える新しい入り口を作っていけたらと思っています。
MIZUKI：さっきの成人式の話に戻るのですが、友達はカミフレで活動をしていることは知っていてもカミフレの曲はあまり知らなかったんです。とにかくいろいろなジャンルの曲があるので、皆さんにどんどん聴いてもらえるような存在になりたい。そして新潟の方々にも、新潟出身の子がカミフレとして活動していることを知っていただけたらうれしいです。
楽曲情報
カミングフレーバー 1stシングル
「カメリア」
12.29 Release
通常盤：1100円（税込）
＠Loppi・HMV限定盤：1599円（税込）
カミングフレーバー公式サイト：http://comingflavor.com/
●photo／関根和弘 text／くれい響
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