12月31日（金）放送の『大晦日はRIZIN』（フジテレビ系）最後のカードが、那須川天心と五味隆典に決定。さらに、スペシャルゲストとして、横浜流星と堀米優斗の出演が発表された。
フジテレビが7年連続で大みそかに格闘技の送る祭典「RIZIN」。この度、大みそかの夜を最も盛り上げると言っても過言ではない「最後のカード」が決定。来年からボクシング転向を表明し、この大みそかが「RIZIN」におけるラストマッチと宣言していた“神童”那須川天心の対戦相手が明かされた。
その相手は、初代「PRIDE」ライト級王者のレジェンド・五味隆典。スタンディングバウト特別ルールにて、対戦することが発表された（※キックボクシングから膝を含む足によるあらゆる打撃行為を禁止としたスタンディングバウト。3ノックダウン制）。
那須川は、史上最年少の16歳でRISEバンタム級のベルトを奪取。以来、国内外の強豪と対戦。2016年には総合格闘技デビューを果たし、2018年の「RIZIN.13」での堀口恭司とのキックルールでの「世紀の一戦」を経て、同年の大みそかにはスーパーエキシビジョンマッチで、日本人で初のフロイド・メイウェザーと対戦し大きな話題となった。
まだ23歳ながら、「まるで漫画のよう」と評される華やかな勝利を収め、いまだに無敗を貫いている。「RIZIN」ラストマッチを、憧れのレジェンド・五味を相手に、どのような闘いを見せるのか。
対する五味は、1998年に「修斗」でプロデビューすると14連勝を挙げ注目を集める。2004年に「PRIDE」に参戦すると、並み居る外国人ファイターからKOを量産し、初代PRIDEライト級王者に。「判定ダメだよ！ KOじゃなきゃ！」の名言は有名だ。
観戦者のハートをわしづかみにすることから“火の玉ボーイ”と呼ばれるようになり、UFC（アメリカの総合格闘技団体）にも参戦。帰国後は「RIZIN」にて活躍し、昨年の大みそかは皇治との対戦に挑み、スタンディングバウトで判定勝ちを収めた。
記者会見において、那須川は「2か月ほど前から減量や調整を行ってきましたが、相手が見つからない、というかオファーをしても断られてしまうという状況に悲しくなりましたが、そういった中、五味さんがオファーを受けてくださいました。五味さんとだったら、最高の（RIZIN）引退ができるというか、『RIZIN』にて『PRIDE』の体験ができると思わなかったので、非常に興奮しています」と心境をコメント。
レジェンドで、体重差もある五味に対して怖さはないかと聞かれると「怖くないと言ったらうそになりますが、怖いけど、楽しみな部分が大きいです」と笑顔で語った。
五味も「エキシビションは難しいのですが、20年以上前の動きに少しでも近づけられたら。それができなければどんどん声もかからなくなりますし、体重も絞ってできるだけ練習しています。どんな選手でも大みそかのリングに立ちたいという思いはあります」と意気込んだ。
KOを狙うかという質問には「KO、うーん。そのつもりで行かないと。“打ってこいよ”という余裕は、スピードについていけるかどうかわからないけど、それくらいの気持ちでやらないと難しいと思いますね。動体視力とか差があると思うのでね」とし、体重差があるものの難しい闘いになると分析する。
最後は、視聴者へ向けて「一番元気のあるファイター・那須川天心君に対して、20年近く前にがんばっていた選手がこういった形でリングにて向かい合えるということ。当時見てくれていた人も応援してくれるでしょうし、がんばっている姿を見せられたらな、という思いもあります。最近、コロナとか暗いニュースが多いので、世代が違うふたりですが、がんばって思い切り盛り上げることができたら、少しでも明るい気持ちになってくれたらと思います」と五味。
続けて、那須川も「大みそかですし、お祭りなので、いろいろな人に見ていただきたいという気持ちがあります。いつも言っていますが、元気になっていただいたり、“俺も何かやってやろう”と思ったりしてもらえるように闘うしかないな、と。それはいつも思っていることです。それを見て何かアクションを起こしていただければ」とそれぞれが熱いメッセージを寄せた。
さらに、那須川のラストマッチの他、数々の熱戦を見届けるスペシャルゲストとして、横浜流星が再びリングサイドに登場することが決定。横浜は、極真空手が特技で中学生の時に「第7回国際青少年空手道選手権大会」13・14歳男子55キロの部で優勝し世界一に輝いた。中学時代には、試合会場で2歳下の那須川と顔を合わせたことも。
そんな横浜は、昨年大みそかに行われた「RIZIN.26」で那須川の試合をリングサイドから見守り、大きな話題に。先日は、那須川のYouTubeチャンネルにて、横浜が那須川とスパーリングする様子がアップされたが、那須川は「マジで強い、やばいよね。試合に出よう！」と大興奮していたほどだ。
また、東京五輪・スケートボード男子ストリートで金メダルを獲得した堀米雄斗が、今大会のオープニングアクトを務めることが決定。堀米と那須川は、今年9月に放送されたテレビのロケで初対面を果たした後、親しい友人関係に。堀米が五輪閉幕後、渡米する際に、那須川が見送りに訪れたことも話題になっていた。今回は堀米が、那須川の最後の舞台をアスリートとして、友人として大いに「RIZIN」を盛り上げる。
番組情報
『大晦日はRIZIN』
フジテレビ系
2021年12月31日（金）後6・00～11・45
出演者：髙田延彦、今田耕司、勝俣州和、ケンドーコバヤシ、中川翔子、ほのか
スペシャルゲスト：横浜流星、堀米雄斗
解説：髙阪 剛、藤井 惠、川尻達也
▽事前特番
『大晦日はRIZIN 直前SP』
2021年12月26日（日）後4・50～5・25
2021年12月26日（日）深1・45～2・40 ※関東ローカル
2021年12月29日（水）深2・25～3・25 ※関東ローカル
『まもなく格闘技RIZIN』
2021年12月31日（金）後1・50～2・45
公式HP：https://www.fujitv.co.jp/rizin
公式Twitter：https://twitter.com/fujitvRIZIN
公式Instagram：https://www.instagram.com/fujitv_rizin/
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