2021年7月期にTBS日曜劇場枠で放送された鈴木亮平主演の本格救命医療ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の映画化が決定した。公開は2023年となる。
物語の舞台は、救命救急のプロフェッショナルチーム「TOKYO MER」。“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両(ERカー)で、危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆け付け、負傷者にいち早く救命処置を施す都知事直轄の医療チームとなる彼らに課されたミッションは、“一人も死者を出さないこと”。
ドラマ版では、自らの危険を顧みず患者の命を救うため、立てこもり事件やトンネル崩落事故、また爆破テロの現場に果敢に飛び込んでいく「TOKYO MER」メンバーの姿が描かれ、SNS上で「ヒーロー感がすごい!」「今週も泣いた」など感動の声があふれた。そして、熱いチームワークで結ばれた彼らの姿と、衝撃的なストーリー展開にひきつけられた多くのファンから、最終回放送終了後も続編や映画化を期待する声が番組公式SNSに数多く寄せられていた。今回はその熱い要望を受け、満を持しての映画化となる。
映画でも主演はもちろん鈴木亮平が務める。彼が演じる喜多見幸太は「TOKYO MER」のチーフドクターで、驚異的な救命技術を持つスーパー救命救急医。「待ってるだけじゃ、助けられない命がある」という強い信念で、どんな苦境にも勇猛果敢に突き進む。どれほど切迫した状況でも声を荒らげることなく、冷静沈着に要としてチームを引っ張っていく喜多見の姿には「理想のリーダー像」との声が数多く上がった。
喜多見を支える医系技官の音羽尚を演じる賀来賢人、循環器外科とMERチームを兼務する研修医・弦巻比奈役の中条あやみをはじめ、仲里依紗、要潤、佐野勇斗、菜々緒、フォンチー、小手伸也 、石田ゆり子の続投も決定した。
さらに映画化を記念して、「MER」のメンバーたちをかわいらしい動物キャラクターにデザインしたWEB版ショートアニメの配信も決定。メンバーそれぞれの特徴をコミカルにとらえつつ、ドラマの名場面をオマージュした場面設定で、「病院あるあるネタ」などクスッと笑えるストーリーが描かれる。制作するのは、2021年ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSのフィルム部門Bカテゴリーでシルバーを受賞し、「みっちーのアニメ」などの累計再生回数が1.9億回超えの人気ショートアニメを多数制作する制作会社FUNNYMOVIE。WEB版ショートアニメは1月5日(水)より民放公式テレビポータル「TVer」、「TBS FREE」、「GYAO!」、動画配信サービス「Paravi」で1話から3話まで配信中(TBS公式YouTubeチャンネル「YouTuboo」では1話のみ限定公開)。新エピソードも随時配信予定となっている。
鈴木亮平 コメント
映画化と聞いて、なによりも「MER」メンバーに再び会えると思うと今からとてもワクワクしています。『TOKYO MER』が描いてきたのは、たった一つしかない命の大切さ。そしてそれを支える医療従事者をはじめ、消防隊、警察など、誰かのために頑張っている人たちの勇気ある心です。
ドラマ放送中は、僕たちも皆様からたくさんの勇気と熱い感想を頂きました。今回そのお気持ちに、映画化という最高の形で恩返しできることが本当にうれしいです。そして、現実でもまだ予断を許さない状況が続いているからこそ、医療従事者の方々の魂を伝えられる作品を作りたいと思っています。
ドラマの時にも巨大なスケールで描かれた『TOKYO MER』が、映画になるとどうなってしまうのか…僕もまだ想像できていないのですが、間違いなくさらにスケールアップした作品になるでしょう。責任重大ですね。楽しみですが、少し怖くもあります(笑)。
我々「MER」メンバーもドラマと同じレベルのものをお見せするわけにはいきません。個々のスキルもチームワークもさらにパワーアップして、成長した姿を見ていただきたいです。
劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~を是非ご期待ください。お楽しみに!
プロデューサー・八木亜未 コメント
ドラマ時のメンバーの再集結がかない、新たな物語を、しかも映画という大きな舞台で紡げることに、今からとてもワクワクしています。ドラマ以上のスケールと感動をお届けすべく、喜多見チーフはじめ、チームMERで頑張りますので、楽しみにお待ちいただければと思います。
また、公開までの期間を皆様に楽しみながらお待ちいただくため、1話2分くらいのショートアニメを作りました。本日から3月にかけて順次配信していきます。ドラマとはひと味違うゆる~い面白さですので、お気軽にご覧ください!
映画概要
「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~」
公開:2023年
この記事の写真
©TBS