椿泰我(IMPACTors/ジャニーズJr.)が主演を務める、アガサ・クリスティ原作舞台「マウストラップ〜ねずみとり〜」の公開ゲネプロが1月12日(火)に開催。椿をはじめ、富田麻帆、鷲尾修斗、反橋宗一郎、伽代子、松田将希、河相我聞、釈由美子が登壇した。
本作は“ミステリーの女王”と呼ばれ、代表作「アクロイド殺人事件」「オリエント急行の殺人」「ABC殺人事件」「そして誰もいなくなった」で有名なイギリス人作家アガサ・クリスティの短編小説を原作とした舞台。
演劇の本場ロンドン・ウエストエンドでは、1952年に初演。それから半世紀以上も上演を続け、世界演劇史上最長のロングラン作品として世界中の人々に愛されている。日本でもこれまでたびたび上演され、数々の名優たちが演じてきた。
本作がジャニーズ公演以外の舞台では、初出演となる椿。公演前のあいさつには緊張した面持ちで登場し、「今日はお集まりいただき、ありがとうございます。アガサ・クリスティさんの作品に携われて本当にうれしく思います」とコメント。続けて「めっちゃ緊張してるんですよ! ここでも固いこと言わなくていいって言われたんですけど、固いこと言ってるほうが落ち着くんです」と本音を明かす。
そして「イギリスで2万2千ステージ行われてきて、ストレートプレイとしてはギネス記録を持っている作品に僕たちが携われたことは、すごくうれしく思います。本当にこの物語に真摯に向き合って、今日まで稽古を重ねてきたので、僕たちの作り上げた作品を楽しんでいただけたらなと思いますので、このあとのゲネプロ公演楽しんでいただけたらなと思います」と意気込みを語り、公演に臨んだ。
物語の舞台となるのは、雪深い山荘。1年前に結婚したばかりのジャイルズ&モリー若夫婦がゲストハウスを開く。オープンしたての大雪の日、5人のゲスト、ロンドンでの殺人事件を捜査中のトロッター刑事が宿泊する中、突然真っ暗に。灯りがつくと、ゲストの1人が殺されていて…というストーリーだ。
アガサ・クリスティお得意の密室殺人劇で、登場人物は誰もが訳ありで個性的。偶然居合せ、取り残された赤の他人同士である人々は、互いに疑心暗鬼になっていく。少しずつあらわになる人々の裏側と本音。刑事が思い巡らし、推理する過程も描かれる。
この舞台ならではの臨場感は格別で、観客はあたかも自分がゲストの1人になったかのような、あるいは刑事として推理しているような気分に。映像化が禁止されている作品ということもあり、まさに演劇でしか味わえない特別な瞬間を体験することができるだろう。
作品情報
舞台「マウストラップ~ねずみとり~」
2022年1月12日(水)~23日(日)俳優座劇場
公式サイト:http://mousetrap.site/
公式Twitter:https://twitter.com/mousetrapstage